大屋地爵士のJAZZYな生活

続・秋が少し見えた ~ カシナガの活動も始まる ~

b0102572_16304489.jpg

b0102572_23142327.jpg

秋は虫にとって子孫を残す活動期である。遊びの山では、前回の「チョッキリ虫」に続いて、「カシナガ」の活動も始まった。「カシナガ」、正確には、「カシノナガキクイムシ」といい、ミズナラ、ブナ、コナラ、クヌギなどのナラ類、シイ、アラカシ、シラカシなどのカシ類など身近な森林を形成している馴染のある広葉樹に、「ナラ枯れ」と呼ばれる被害を与える害虫である。「ナラ枯れ」は、「ナラ菌」というカビの仲間の病原菌が原因で、その病原菌を媒介するのが、写真にある体長5mm程度の「カシノナガキクイムシ」である。

「カシナガ」は、病原菌を体内に入れて運び、夏から秋に樹木に無数の穴をあけ、卵を産み付け、翌年の6月にその幼虫が羽化し、また新しい樹木に卵を産み付け ・・・といったことを繰り返すのである。ナラ菌は孔道を伝わって蔓延するため、ひどい場合は、水分が上がらなくなり、真夏から晩夏にかけ急速に葉が萎れ、茶色や赤茶色に枯れてしまう。樹木の周囲には、「フロス」と呼ばれる穿孔した木の粉が散乱することも特徴である。樹齢の長い、大径木が被害を受けやすく、また被害を受けても、全て枯れるわけでもないので、山が丸裸になるというようなことはないようだ。 (参照拙ブログ「熱中症も怖いですが ・・・」

しかし、いずれにしても山にとっても木にとっても好ましいことではないのである。しかも、遊びの山は炭材用のクヌギやコナラが多い、かっての里山である。冬に見つけた被害木には対策を打ったが、産卵の季節を迎え新たな被害木が見つかった。写真のように、根に近いところにいくつもの穴があけられ、フロスが散乱しているのがよく見てとれる。来年の羽化する時期までには、調査をして対策を打たねばならないだろう。山で遊ぶにも、結構、やらねばならないことは多いのである。

b0102572_23295155.jpg

さて、今宵のタンスから引き出し、陽の目を見させたピアニストは、ロシア出身の超絶技巧の持ち主といわれる「ユージン・マスロフ/Eugene Maslov」。

「ユージン・マスロフ」は1959年、ロシアの「ザンクト・ペテルスブルグ(St Petersburg)」生まれ。「ムソルグスキー音楽カレッジ」でクラシック・ピアノを学ぶが、その後はジャズに集中。1989年にはアメリカに移住し、現在はマサチューセッツ州ボストンを拠点に活動しているという。アメリカ移住後すぐの1992年に録音された「Autumn in New England」が、「幻の名盤」と称され、高額で流通していたことで有名になったピアニストである。なにかバブリーですね。しかし、そのレア盤も近年、別ジャケでCD再発され、適正な評価に落ち着くようになったピアニスト。

その「Autumn in New England」、全11曲の内、「コール・ポーター/Cole Porter」、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」らのスタンダードが8曲、マスロフのオリジナルが3曲といった構成。躍動感溢れる疾走するようなフレーズの展開、ときおりハットするような美メロ。オリジナルのタイトル曲「Autumn in New England」とスタンダード、「Blame It On My Youth」や、エヴァンスの「My Bells」などの演奏は期待を裏切らなかった。サポートは、「ベン・ストリート/Ben Street(b)」、「ジョージ・シュラー/George Schuller(ds)」。

b0102572_2242315.jpg

Autumn in New England

Eugene Maslov / GM Recordings



このアルバムからは、YOUTUBEにアップされていないので、YOUTUBEで見つけた別アルバム、「Where the Light Comes from... 」と「When I Need to Smile」からの異なる3タイプの演奏をアップしておきましょう。

Where the Light Comes from

Eugene Maslov / Blue Canoe Records




「Winter Morning - Eugene Maslov Trio」


          

エヴァンスの演奏でご存知の「Nardis」。

「Eugene Maslov - Nardis」

          



When I Need to Smile

Eugene Maslov / Mack Avenue



「Eugene Maslov ‐ Out Of This World」

          
 



 
[PR]
by knakano0311 | 2014-08-27 09:12 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://oyajijazz.exblog.jp/tb/23206003
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 雨が上がったら、きのこの山に 丸山湿原を学び、そして遊ぶ >>