「マユミ」が、すこし色付きだした。「色気付く」ではありませんよ。なにか女性の名前のようであるが、「マユミ(檀、真弓、檀弓)」は、別名「ヤマニシキギ(山錦)」とも呼ばれる、れっきとした日本の林に自生する落葉低木で、遊びの山にも自生している。材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、それが名前の由来になった。小さく角ばった実が、もう少し熟してくると、その実が4つに割れ、鮮烈な赤い種子を吊るすようになる。(右写真;NETより拝借) また紅葉も美しいので庭木にされ、腰痛などの漢方薬にも用いるという。(Wikipedia参照)
色づき始めた山に遊んだ後の夜に思い浮かぶ曲は、「ディヴ・グルーシン/Dave Grusin」の「マウンテン・ダンス/Mountain Dance」。「ウール・グロスバード/Ulu Grosbard」監督、「ロバート・デ・ニーロ/Robert De Niro」、「メリル・ストリープ/Meryl Streep」 主演の映画「恋に落ちて(原題;FALLING IN LOVE)」(1984)のテーマ曲として有名になった曲なのでご存知の方も多いことでしょう。
恋におちて
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
「デイヴ・グルーシン」。1934年、コロラド州リトルトン出身のジャズ、フュージョン、映画音楽を代表するピアニスト、編曲家、作曲家、プロデューサーである。米国グラミー賞受賞10回、ノミネーション1回、アカデミー賞受賞1回、ノミネーション7回、ゴールデン・グローブ賞ノミネーション4回という輝かしい経歴を持つ強者(つわもの)。
音楽一家で育ち、幼い頃から音楽を学んだ。1956年、コロラド大学音楽科を卒業後、兵役。そして除隊後、ニューヨークで再び音楽を学ぶ。1960年代に入ると、「アンディ・ウィリアムス・ショー/Andy Williams Show」の音楽監督を務め、以後様々なドラマや映画に楽曲を提供していく。そして、この頃よりジャズを演奏するようになる。1967年にはグルーシンが音楽の一部を担当した映画「卒業」が公開され、同作のサウンドトラック・アルバムにより、グルーシンは「ポール・サイモン/Paul Simon」と共に、自身初となるグラミー賞受賞を果たした。1970年代に入るとクロス・オーバーのムーブメントにのり、「クインシー・ジョーンズ/Quincy Jones」や「セルジオ・メンデス/Sergio Mendes」などと共に活動の幅を広げ、フュージョン、クロス・オーバーの代表的プレイヤーとして今に至っている。
先に挙げた以外に私の見た映画音楽の曲に、「コンドル」、「ニューヨークの大停電」、「キャンディ」、「新・ガンヒルの決斗」、「天国から来たチャンピオン」、「黄昏」、「トッツィー」、「リトル・ドラマー・ガール」、「ミラグロ/奇跡の地」、「テキーラ・サンライズ」、「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」、「ハバナ」、「虚栄のかがり火」、「ザ・ファーム 法律事務所」などがある。
今聴いても新鮮であるが、リリースされた1980年当時はもっと新鮮に響き、なんて才能あるミュージシャンが現れたものかと思ったこともある。そんな懐かしの一枚。
マウンテン・ダンス
デイヴ・グルーシン マーカス・ミラー ジェフ・ミロノフ イアン・アンダーウッド エドワード・ウォルシュ ハービー・メイソン ルーベンス・バッシーニビクターエンタテインメント
映画で一躍有名になったアルバム・タイトル曲、「マウンテン・ダンス」。
「Mountain Dance - Dave Grusin」
「マーカス・ミラー/Marcus Miller」の弾けるようなベース・ソロが新鮮でいい、「Friends And Strangers」。グルーシンのエレピも ・・・。
「Dave Grusin - Friends And Strangers」
じんわりと心にしみるグルーシンのピアノ・ソロは、「ThankSong」。
「Thanksong - Dave Grusin」