いずれもウォーキングの道筋にある見事な紅葉。上は小学校の校庭にある、別名、「サンカクバフウ(三角葉楓)」、「タイワンフウ(台湾楓)」などとも呼ばれる、「フウ(楓)」である。よく見ると、褐色で棘のある球状の集合果が成熟している。下はお馴染みの「イロハカエデ(いろは楓)、イロハモミジ(いろは紅葉)」である。「なぜこれほどまでに ・・・」と思うくらいの色に染まっている。
そして、不思議なことにこの時期に咲く桜。何年か前に最初見た時は、「まさか桜ではあるまい」と思ったが、どう見ても桜である。この時期に咲く種類の桜なのか、春だけでなく秋にも開花する「狂い咲き」、「二度咲き」の桜なのか、そのへんはよくわからない。いずれにしても、いつもこの時期咲くので、最初はびっくりしたが、最近は開花を心待ちするようになった。
さて、今宵のおひさしぶり女性シンガーは「カラブリア・フォーティ/Calabria Foti」。ニューヨーク生まれ。音楽一家に育ち、幼い頃から身の回りには音楽があふれていたという。「家族でクラシックのコンサートやジャズクラブにもしょっちゅう行っていたし、初めて習った楽器はジャズギターとベースだった」と彼女は語る。12歳になる頃には、もう両親たちとホテルやナイトクラブのステージにたっていたともいう。「エラ・フィッツ・ジェラルド/」、「ペギー・リー/」、「フランク・シナトラ/」、「サミー・デイビス・ジュニア/」 ・・・などの大物シンガーの歌をよく歌っていたというが、どうすれば彼らと同じように観客の心を掴めるのかということを意識して歌っていたというから、末恐ろしい12歳であったようだ。
やがて認められ、2005年、「When A Woman Loves A Man」でデビュー、それに続くセカンドアルバムになったのが、「A Lovely Way To Spend An Evening(恋に過ごせし宵)」。優雅なジャケットもそうであるが、その歌唱も上手いだけでなく、育ちの良さ、品のいい色気を感じる。
恋に過ごせし宵
カラブリア・フォーティー / キングレコード
「Ballads & burton」での「アン・バートン/Ann Burton」の歌唱に匹敵するくらい、情感豊かに優雅に歌う。
「Calabria Foti - A Lovely Way To Spend An Evening」
「Calabria Foti - I Wanna Be Loved」