昨日に続いてクヌギ再生林で作業を始める。伐採したクヌギの枝の塊に、「シジミチョウ(小灰蝶、蜆蝶)」だろうか、ちいさな「ガ(蛾)」でしょうか、大群が乱舞している。今朝あたり羽化したものであろうか。この時期に珍しいとは思うのだが、小さすぎて特徴がよくわからない。もちろん名前も ・・・。(補追;名前が分かりました。「クロスジフユエダシャク(黒筋冬枝尺)」といいます)
11月初め調査から取り掛かった「台場クヌギ」の伐採も完了し、炭材を確保。さらに、太く高木のため、伐採をプロにお願いする区域の臨床整備も終えた。昭和30年代から40年代にかけての燃料革命により、生活様式が大きく変化し、炭を使わなくなり、さらにダムができて村人が移住し、かってのクヌギ林の里山が放棄されてから数十年ほど経つでしょうか。今回伐採を終えた再生林の一番上の斜面に腰を下ろし、辺りを眺める。10年、9年、8年前に伐採し育てたクヌギを皆伐してスッキリとしたこの景色、新たなる10年の歴史がここに始まったのである。台場クヌギが萌芽して育ち、10年後には再び伐採されるまでの新たなる1ページが ・・・。
本日のお久しぶり女性歌手は、「カーリー・ブルース/Karlie Bruce」。なんかちょっとかっこいい名前。1983年、オーストラリアはシドニーの南岸の近くで生まれる。音楽好きだった両親の影響で、幼い頃からピアノを習い、その後サックスを始める。初めはジャズのビッグ・バンドやコンボでサックス・プレイヤーとして演奏していたが、ある時ビッグ・バンドでヴォーカルが必要になったことから歌も歌い始めたという。ヴォーカルに関しては16歳からレッスンを受け、大学で音楽と教育の学士号を取得している。2003年に「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」のオーストラリア・ツアーに参加したことで一躍注目を浴びるようになり、デビュー、今日に至る。現在はニューヨークで活動中。
多分ジャケ買いしたであろうと思われるアルバムは、彼女のデビュー・アルバム、「Karlie Bruce」(日本版タイトルは「ソング・イズ・ユー」)。収録曲を見ると、「アイ・リメンバー・ユー/I remember you」を初め、有名曲が並ぶスタンダード・ナンバー集。ややハスキーな中音域は爽やかで、ファルセットもやわらかで、全般的にクセがない。デビュー作ということで初々しさも感じられる。
Karlie Bruce
Karlie Bruce / Imports
冒頭の一曲、「アイ・リメンバー・ユー」。
「I Remember You - Karlie Bruce」