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大屋地爵士のJAZZYな生活

古き良きアメリカのロック・グループの光と影 ~ 映画「ジャージー・ボーイズ」を観て ~

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私が映画監督の名前で観る数少ない監督の一人、「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督の映画、「ジャージー・ボーイズ/Jersey Boys」を観た。彼の多くの作品は映画館で観るのであるが、この作品はDVDである。1960年代中期に世界規模で成功し、1960年から1966年までのメンバーは、1990年にロックの殿堂、1999年にはヴォーカル・グループの殿堂に、殿堂入りしたロックおよびポップス・バンド、「フォー・シーズンズ/The Four Seasons」の経歴を基にしたトニー賞受賞ミュージカル、「ジャージー・ボーイズ」の映画化作品である。

ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが……。

ここ何年間は娯楽性の中に、アメリカの社会の背景にある問題をさらっと感じさせる作品が多かったが、そんな期待からすると、ちょっと物足りなかった感は否めなかった。しかし、1960年代に活躍したスーパー・グループの成功、悲劇、絆の実話に基づくドラマ、さすがイーストウッドだけあって音楽性も高く、役者たちのパフォーマンスも素晴らしく、次々に出てくる往年のヒット曲は十分に私を楽しませてくれた。

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そんな映画の一場面からシーンを ・・・・。最初のヒット曲が誕生するシーンの、「シェリー」、フランキーがソロ・シンガーとして、再起を遂げたシーン、「君の瞳に恋してる」。

「Sherry Performance - Jersey Boys Movie」

          

「Can't take my eyes off of you - Jersey Boys Movie」

          
  
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フォー・シーズンズ(The Four Seasons)は、「ビートルズ」出現よりも以前では、最も人気のあったロック・バンドだといわれているが、オリジナル・メンバーは「フランキー・ヴァリ/Frankie Valli」がリード・ヴォーカル、「ボブ・ゴーディオ/Bob Gaudio」がキーボード奏者およびテナー・ヴォーカル、「トミー・デヴィート/Tommy DeVito」がリード・ギターおよびバリトン・ヴォーカル、「ニック・マッシ/Nick Massi」がベース・ギターおよびバス・ヴォーカルを担当していた。1970年より。「フランキー・ヴァリ・アンド・フォー・シーズンズ/Frankie Valli & The Four Seasons」としても知られ、この映画との相乗効果を狙ってでしょうか、去年初来日を果たした。

やはり「フランキー・ヴァリ」といえば、この曲でしょう。オリジナルの「君の瞳に恋してる」。

「Can't Take My Eyes off You - Frankie Valli and The 4 Seasons」

          


ジャズ・ヴォーカルの「ダイアナ・クラール/Diana Krall」が、懐かしい60年代・70年代の珠玉ポップスをカバーしたアルバム、「ウォールフラワー/Wallflower」をリリースした。なにか音楽会で60年代・70年代への回帰が始まっているのだろうか?

 
by knakano0311 | 2015-02-24 15:28 | シネマな生活 | Comments(0)
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