さて今宵、引っ張り出してきたのは、「ウィンダム・ヒル・レコード/Windham Hill Records」。1976年にギタリストの「ウィリアム・アッカーマン/William Ackerman」と、彼の前妻、「アン・ロビンソン Ann Robinson」により創設されたレコード・レーベルである。「ジョージ・ウィンストン/George Winston」等の活躍によって、1980年代の「ニューエイジ・ミュージック」、「ヒーリング・ミュージック(癒し系音楽)」のブームの一翼を担った。
「ジョージ・ウィンストン/George Winston」は、1949年アメリカ合衆国ミシガン州生まれでモンタナ州育ちのピアニスト・ギタリスト・作曲家。日本では、アルバム「AUTUMN」に収録されている「Longing/Love(あこがれ/愛)」が最もよく知られていて、その自然の風景を反映するウィンストンの演奏は、「ニューエイジ」と呼ばれている。もっとも。ウィンストン自身は自身のプレイ・スタイルを、「Rural Folk Piano」(rural:田園の、田舎の)と呼んでいる。また、彼はR&Bやジャズ、ブルースやロックなどからも影響を受けており、特にドアーズからは強い影響を受けたと語っている。