1977年デンマーク生まれ。1997年20歳の時に、国立音楽アカデミーで音楽を学ぶ。2003年に、自身の名を冠したアルバムでデビュー。2007年にリリースした全曲オリジナル楽曲で構成されたセカンド・アルバム「Waiting for dawn」が、その年のデンマーク音楽賞/ジャズ・ボーカル部門賞を獲得したという。日本のジャズ界に大きな反響を巻き起こしたのは、第4作、「ブルーな予感/Don’t Be So Blue」(2010)であったと思う。
そして、「ビューティ・オブ・サドネス/The Beauty of Sadness」(2012)。オリジナル5曲とカヴァー5曲で構成。デンマーク・国立室内オーケストラをバックに、オリジナルの表題曲ほか、「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー/Strawberry Fields Forever」、「風のささやき/The Windmills of your Mind」などを歌い上げる。まさに「美しきバラード歌い」の本領発揮である。