NHKの「クローズアップ現代」、「夢の新素材」と言われている、「セルロース・ナノファイバー/cellulose nanofibers (CNF)」の実用化に向けての取り組みの紹介をしていた。
この「セルロース・ナノファイバー(CNF)」は、木材から得られる木材繊維(パルプ)を化学的、機械的に解きほぐし、繊維1本の直径を、数ナノ~数10ナノ(1ナノは10億分の1)メートルのナノ・オーダーにまで、高度に微細化した世界最先端のバイオマス素材。植物から作られるため、環境負荷が少ないうえ、鉄の1/5の軽さで強度が5倍と、炭素繊維に迫る性能を備える。しかも透明で、熱を加えても膨張しにくいといったさまざまな特長を備え、幅広い分野で利用が見込まれている。中でも樹脂と混ぜて自動車部品に使えば、1台あたり20kgの軽量化につながるといわれる。
技術的課題も多く、たとえば、樹脂とCNFを混ぜるためには高度な技術が求められるという。また、製造コストは、将来的には大幅なダウンが可能であるが、現在のところ1kgあたり数千~1万円と、炭素繊維の3,000円程度より高いという。2030年には関連市場が1兆円に達するとの予測もあるという。日本は国土の7割を森林が占めているにもかかわらず、ほとんど活用されず眠ったままの森林資源。日本の企業にとって、原料調達が容易なCNFの普及は、森林資源の有効活用や過疎化の防止に道を開く期待が高まる。(参照した記事写真は、NETより拝借。産経ニュース【スゴ技ニッポン】2015年10月22日、
日本製紙グループ HP など)
確かに、炭焼きをしていて感じることは、日本が有する木材資源をもっともっと有効に活用できないか、そして炭を作る時に、木材から分解して煙として消えてしまうセルロースもなんとなくもったいないような気がしていた。「セルロース・ナノファイバー」、いや面白い。新しい森林の活用、ひいては里山の新しい可能性を見たような気がした。
「Smoke Gets In Your Eyes」ではなく、「Smoke Gets In Our Business」ということで、私をジャズ・ピアノの世界へと誘ってくれた一人、今は亡き「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」の演奏にしようか、それとも中学生の頃、洋楽へと目覚めさせてくれた「プラターズ/The Platters」。どちらにしようかと迷いましたが、二つともということで ・・・。
まず、「エディ・ヒギンズ」のソロ・ピアノ・アルバム、「Standard By Request~1st Day」(2009)から。リクエストで選ばれた上位40曲の中から、ヒギンズが選曲して1枚のアルバムに収める予定だったそうだが、ヒギンズ自身のリクエストで、それぞれ15曲ずつ、2枚のアルバムに収められたというその一枚。
Standard By Request~1st Day~
エディ・ヒギンズ / ヴィーナス・レコード
「Eddie Higgins - Smoke Gets in Your Eyes」
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そして、これはもう懐かしい一言に尽きる「ザ・プラターズ」の「煙が目にしみる」。小遣いを貯めて買った一枚のLPレコード。繰り返し繰り返し、歌詞を暗記し、すり切れるまで聴いたもんです。
オンリー・ユー~プラターズ・ベスト・セレクション
ザ・プラターズ / ユニバーサル インターナショナル
「Platters - Smoke Gets In Your Eyes」
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