さて、いつもその豊かな発想力、創造力、好奇心のかたまりに驚かされている子供たち。今宵のピアノ、「不思議の国のアリス/Alice In Wonderland」でも聴いてみましょうか。ちょっと趣は違うが、「ヴィーナス・レコード」の二つのトリオを選んでみました。「デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ/David Hazeltine Trio」と、「エディ・ヒギンズ・トリオ/Eddie Higgins Trio」。
まずは、「デヴィッド・ヘイゼルタイン」。1958年生まれのアメリカのジャズ・ピアニスト。13歳の時からプロのピアニストとして活動を始めたというから、かなりの早熟。カレッジに入るまでは音楽に対してそう深く考えたことはなかったと言うが、共演した「チェットベイカー/Chet Baker」に背中を押され、ニューヨークで本格的にジャズの道を志す。もっとも影響を受けたのは、「チャリー・パーカー/Charlie Parker」だという。演奏活動の傍ら、現在は「バークリー音楽院」でジャズを教えているという。同名のタイトルのアルバム、「Alice In Wonderland」から。