それでは、今宵は尋常ならざる「目ヂカラ」を持つ大姉御、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」。曲はカントリーですが、見事にカサンドラ風にアレンジして歌い上げた、「レッド・リバー・バレー/Red River Valley(赤い川の谷間)」。アルバムは、「Thunderbird」から。
「Red River Valley」は、フォークソングでアメリカ西部開拓時代の甘く切ないラブソング。歌詞の中では、西部開拓時代の白人とインディアンの女性の恋が描かれる。カリフォルニアのゴールドラッシュで、一攫千金を夢見て未開の地を旅する白人の一行が、赤い河の谷間に近いインディアンの村に立ち寄った。そしてある白人男性はネイティブ・アメリカンの女性が恋に落ちる。やがてやってきた旅立ちの日、ネイティブ・アメリカンの女性は、去っていく白人男性を想い、切ない恋心を歌いあげる。そんな内容です。
「♪ From this valley they say you are going, 谷間を去っていくあなた
We will miss your bright eyes and sweet smile, 輝く瞳と笑顔が恋しい
For they say you are taking the sunshine, あなたは私たちの道を一時照らす
Which has brightened our pathways a while. 太陽を運んできた
Come and sit by my side if you love me; 愛しているなら私のそばにいて
Do not hasten to bid me adieu, まだお別れなんか言いたくないわ
But remember the Red River Valley, 忘れないで、この赤い河の谷間にいた
And the girl that has loved you so true. あなたを愛していた女の子がいたことを