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大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(116)  ~ 蔓も良し、棘もまた良し ~

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大輪の「クレマチス」は豪華である。「クレマチス」の仲間は、北半球に広く分布しているが、花が大きく、鉢植えや垣根や壁面を飾る観賞用の蔓(つる)植物として人気があり、「蔓性植物の女王」と呼ばれているという。

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こちらはお向かいの家の「モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)」。中国原産の「バラ(薔薇)」であるが、普通の薔薇と違って棘がない。お向かいの奥さんは大変薔薇好きで、多くの種類の薔薇を丹精込めて育てている。手入れが大変と言って、棘による傷だらけの手を見せてくれた。蔓もまた良し、棘もまた良し。そろそろ伊丹の「荒牧バラ園」も見頃か ・・・。

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さて今宵の曲、「モッコウバラ」にちなんで、ズバリ、「ローズ(The Rose)」。「ジャニス・ジョプリン/Janis Joplin」の生涯をモチーフにしたといわれる、「ベット・ミドラー/Bette Midler」主演の映画。「ローズ(原題:The Rose)」(1979年11月公開)の主題歌である。「ローズ」という一人のロック歌手の破天荒な生き様を描いた作品で、なんともいえない孤独感が漂い、胸が張り裂けるようなストーリーである。

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劇中、ミドラー扮する「ローズ」が歌うテーマ曲「ローズ」は未だに数多くの歌手のカバーが絶えない名曲であるし、全身全霊をこめて歌う「男が女を愛すとき」も圧巻である。サントラCDはこの歌を聴くだけで十分価値がある。

作詞・作曲は、カリフォルニア州出身の女性ソングライター、「アマンダ・マクブルーム/Amanda McBroom」。ミドラーは、本作で、その年の「グラミー賞最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス部門」を受賞し、作者のマクブルームは、この曲で「ゴールデングローブ賞 主題歌賞を受賞した。

【 The Rose 】   by Amanda McBroom

「♪ Some say love it is a river     愛は河のようだという人がいる
   That drowns the tender reed   柔らかい葦さえも飲み込んでしまう河だと
   Some say love it is a razor     愛は鋭いカミソリの刃のようだという人がいる
   That leaves your soul to bleed   魂を傷つけ血を流す刃だと

   Some say love it is a hunger    愛は飢えのようだという人がいる
   And endless aching need      永遠に満たされることのない欲求だと
   I say love it is a flower        私は愛とは花だと思う
   And you its only seed         あなたはそのたった一つの種なのです

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   When the night has been too lonely  とてもひとりきりの夜が長いと感じたとき
   And the road has been too long     そして、行く道があまりにも長すぎると感じたとき
   And you think that love is only      そして愛は運や力を持った人だけしか
   For the lucky and the strong        訪れないと感じたとき

   Just remember in the winter        思い出して欲しい
   Far beneath the bitter snows        凍てつく冬の深い雪の下には
   Lies the seed that with the sun's love  太陽の愛を待つ種が横たわっていることを
   In the spring becomes the rose    やがて訪れる春に薔薇の花を咲かせるために ♪」


The Rose: The Original Soundtrack Recording

BETTE MIDLER / Atlantic / Wea



ローズ [DVD]

20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン



「Bette Midler - The Rose」

          
 
「愛したい、愛されたい」と剥きだしの心でぶつかっていく主人公「ローズ」の圧巻の歌唱は、「パーシー・スレッジ/Percy Sledge」のヒット曲、「男が女を愛するとき/When A Man Loves A Woman」。サントラから。

「Bette Midler - When A Man Loves A Woman from The Rose」

          




 
by knakano0311 | 2016-05-07 11:47 | 地域の中で・・・ | Comments(0)
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