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大屋地爵士のJAZZYな生活

Embraceable you

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この一枚の写真、映像が世界に強い印象を与えたという。(写真は読売新聞より拝借)

「embrace:抱きしめる」。ハグ(hug)よりもっと気持ちや思いのこもった動作を表す言葉。万の言葉より、この一枚の写真に想いはすべて象徴されていたような気がする。

「Embraceable You」という曲があります。直訳すれば「抱きしめたくなるようなあなた」という意味でしょうか。「ガーシュウィン兄弟/George Gershwin and Ira Gershwin」が、1928年のミュージカル、「East is West」のために用意していた曲だったが、制作中止になり、1930年のミュージカル、「ガール・クレイジー/Girl Crazy」の中で、「ジンジャー・ロジャース/Ginger Rogers」によって初めて披露された。

【 Embraceable You 】  作詞・作曲:George Gershwin & Ira Gershwin

「♪ Embrace me     僕を抱きしめて
   My sweet embraceable you 抱きしめたくなるくらい愛しい人
   Embrace me     僕を抱きしめて
   You, irreplaceable you かけがえのない大切な人

   Just one look at you  初めて君を見たとき
   My heart grows tipsy in me 僕の心はもうメロメロ
   You and you alone    君が、たった一人の君が、ジプシーのような
   Bring out the gypsy in me 移り気な心を僕から追い払ってしまった

   ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪」 

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「Embraceable You」。まずは、スウェーデンの美貌と歌、「天は二物も三物も与えた」と言ってもいいディーヴァ、「リーサ/Lisa Lovbrand」。1978年、ストックホルム生まれ。父はスエーデン人、母はフィンランド人だというから、その美貌もうなずけるところ。幼少の頃からボーカル・レッスンを受け、聖歌隊で歌うなどし、またミュージカルや演劇の勉強をしながら育つ。長じてからは、ストックホルムのほか、ロンドン、ニューヨーク、L.A.でもエンターテインメント全般を学び、やがてショウ・ビジネスの世界へデビュー。その美貌を見込まれ、既に女優として数本の映画に出演している。「スティーヴン・セガール/Steven Seagal」主演のハリウッド映画、「沈黙の激突(Attack Force)」(2007年)に主役級で出演。スポーツ万能、ダンスも抜群という。ジャズ歌手としてのデビュー・アルバムが、「エンブレイサブル/Embraceable」(2007年)。


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 エンブレイサブル
 リーサ
 スパイス・オブ・ライフ







「クリス・ボッティ/Chris Botti」のトランペットをフューチャーした歌唱で。

「Embraceable you - Lisa Lovbrand feat. Chris Botti」

     


 若きリーダー、「ビルチャーラップ/Bill Charlap」率いる、その歌心溢れる演奏がご贔屓の「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」も聴いてみましょう。アルバムは、「Blues In The Night」(2001)。パーソネルは、「Bill Charlap (p)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (b)」、「ビル・スチュアート/Bill Stewart (ds)」。


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 夜のブルース(紙ジャケット仕様)
 New York Trio
 ヴィーナス・レコード







「New York Trio (Bill Charlap) - Embraceable You」

          
by knakano0311 | 2016-05-28 15:29 | 想うことなど・・・ | Comments(2)
Commented by reikogogogo at 2016-05-29 14:14
この場面には思わずもらい泣きしてしまいました。
Commented by knakano0311 at 2016-05-29 17:23
reikogogogo さん  オバマ来日直前に朝日新聞に載っていた「塩野七生」氏の「大人の振る舞いをしよう」という意見がすごく印象に残っています。
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