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大屋地爵士のJAZZYな生活

続・あれから50年

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団地の公園や遊びの山で、この時期よく見かけるのが、「ネムノキ(合歓木)」。「マメ科ネムノキ亜科」の落葉高木。和名の「ネム、ネブ」は、夜になると。眠りにつくことを想起させる葉が閉じることに由来する。漢字名の「合歓木」は、中国において。「ネムノキ」が夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものである。(Wikipediaより)

Wikipedia を調べついでにこの年の出来事を見てみると、その後の日本にとって、「黄金のまどろみ」ともいえる時期であった高度成長期~バブル期の社会の状況を先駆けするような出来事が目についた。あれから50年 ・・・ 。

2月4日 - 全日空機が東京湾に墜落。(全日空羽田沖墜落事故)
3月31日 - 日本の総人口一億人突破。
4月1日 - 日本でメートル法完全施行。尺貫法などの公的な使用が禁止される。
10月1日 - トヨタ自動車が「カローラ」を発表(11月5日に発売)。
10月28日 - 「週刊プレイボーイ」(集英社)創刊。
12月31日 - この日までに核実験を成功させた国のみ、核拡散防止条約に定める「核兵器国」と
         認められ核武装の権利を与えられる。

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さて、あれから50年、ビートルズ・カバー特集。まずは、米国出身スウェーデン在住の作曲家でピアニスト、「スティーブ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」。アルバムは、「ゴールデン・スランバー/Golden Slumbers ~Plays Lennon/Mccartney」(2009)。

北欧出身ではなく、1956年、アメリカ・ペンシルヴァニア州に生まれ。6歳からピアノを始め、ボストンの「バークリー音楽院」で学ぶ。22歳の時、スウェーデンに移住、「ストックホルム王立音楽アカデミー」に入学。その後はずっとスウェーデンで活動し、「ラドカ・トネフ/Radka Toneff」など、北欧の人気女性ボーカルとのデュオ・アルバムを多くリリースしている。多くのジャズ・ピアニストとは違って、1990年代に入り、逆にクラシック畑にシフト。1992年に発表した「ミサ」(合唱、ピアノ、弦楽のための)が大きな支持を受け、30ヶ国以上で演奏されるという。生涯の作品数はすでに800曲を超えているらしく、日本も含め、世界中の合唱団が、こぞって彼の曲を演奏しているという異色の音楽家。

「レノン&マッカートニー」のナンバーをカバーしたアルバムは世に山ほどあるが、ピアノ・ソロで綴ったこの「ゴールデン・スランバー/Golden Slumbers (黄金のまどろみ)」は、彼の美しいタッチ、北欧の透明感、豊かなハーモニーが十分伝わってくる。「Goodnight / グッドナイト」に始まり、「I Will / アイ・ウィル」で終わるこのアルバムは、まさにタイトルのように、ドブロゴスの世界にと心地よいまどろみを誘う。録音はECMでおなじみのオスロのレインボー・スタジオ。

ゴールデン・スランバー(BOM23001)

スティーヴ・ドブロゴス / ボンバ・レコード



以前は何曲かYOUTUBEにアップされていましたが、残念にも削除されたようです。興味ある方は、さわりが 「iTunes preview」 で聞けますので、試聴してみてください。

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さて、女性ジャズシンガーのビートルズ・カバーとくれば、この人のアルバムをあげないわけにはいかない。「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」の「Let It Be... Jazz」。1962年生まれ、生まれ故郷のミネソタ州ミネアポリスを拠点に活動をしているようです。この人器用な歌手で、スタンダード、ラテン、ボッサから「ビートルズ」までなんでも上手にこなす。けっして軽んじているわけではありません。数ある「ビートルズ」カバーものの中でも、私のお気に入りの一枚。

Let It Be Jazz-Connie Evingson Sings the Beatles

Connie Evingson / CD Baby



フル・アルバムがアップされていました。「When I'm 64」の1時間9分くらいまでが「Let It Be... Jazz」、あとはおまけ。

「Connie Evingson - Let It Be Jazz ( Sings The Beatles ) 」

          



 
by knakano0311 | 2016-06-30 14:58 | おやじのジャズ | Comments(0)
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