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大屋地爵士のJAZZYな生活

猛暑日にお隣の国のJAZZシンガーを聴く

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いや暑いです。一気に猛暑日に突入しましたね。老いの身には ・・・。この地域で一番初めに鳴き出す「ニイニイゼミ」も羽化し、鳴き始めたところから、もう梅雨は明けたのではではないでしょうか。勝手にそう思っています。ろくに雨も降らないまま、今年の梅雨が明けてしまった感じだが、心配なのは水。遊びの山の麓の一庫ダムの貯水量、減ってはいるが、それほど心配する必要はなさそうだ。しかし、関東地方では断水も心配される深刻な状態のようである。

さて、こんな暑さを凌ぐには、デビュー10数年、もうベテランの域に達したといっていいでしょう、韓国のシンガー、「ウン・サン/Woong San」を聴く。かって魅力のウィスパリング・ヴォイスにすっかり魅了された時期がありました。最近はジャズ歌手というより、魅力的な「Jazzy,Not Jazz」歌手といったほうがいいかもしれません。

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「ウン・サン」。1973年生まれ。彼女の実家が仏教の研究をしている家系だったことから、17歳から寺院で尼僧の修行に入るという特異な経歴を持つ。修行中に授かった法名、それが「Woong San(雄山)」であったという。厳しい修行中のある日、無意識の中で自分が「歌」を口ずさんでいることに気づく。音楽への思いが捨てきれないと分かり、山を下り歌手への道を歩み始めた。

2004年、1stアルバム「Introducing Woong San」(別タイトル「Love Letters」)が、日韓で同時発売され、「韓国最高のJAZZシンガー」という評価をされ、日本国内でもかなり注目を浴びたという。その後、2008年には日本全国ツアーを敢行。日本の人気ミュージシャン、「TOKU」、「小沼ようすけ」らと共に「Blue Note」や「Billboard Live」を始め日本全国において公演を行ない、大成功を収めた。

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2008年、通算4thとなる「Feel Like Making Love」(韓国盤は「Fall in Love」)を日本メジャー・デビュー・アルバム第一弾としてリリース、2009年5thとなる「Close Your Eyes」をリリース。スイングジャーナル選定【ゴールドディスク】に選ばれる。私がよく聴いていたのはこの時期である。「マイケル・フランクス/Michael Franks」の「Jazzy,Not Jazz」の代表曲である「Vivaldi's Song」からスタンダードである「Love For Sale」まで幅広い選曲と、ウィスパリングからシャウトまで、歌い分けができるその歌唱力に驚いてしまった。

Close Your Eyes [Import]

Close Your Eyes



「Woong San - Vivaldi's Song」

          


「Love For Sale---WoongSan in JAPAN」


          

2011年、6th「Tomorrow」と続き、2013年、2年ぶり、通算7枚目となるアルバム「アイ・ラヴ・ユー/I Love You」を発表した。全13曲中、ジャズのスタンダード・ナンバーは1曲もなく、彼女のオリジナル作品の6曲のほか、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」や「サンタナ/Santana」、「レイ・チャールズ/Ray Charles」、更にはオペラまでもといった彩り豊かな構成。「“ジャズではないところでジャズを探す”というのもテーマのひとつだった」という彼女の言葉。

7th Album / I Love You (1CD)

Woongsan



「サンタナ」のヒット曲「Smooth」、「レイ・チャールズ」の「Unchain My Heart」。アレンジの妙もあるが、ラテン系、ソウル系の曲が似合ってるのかも知れない。

「Smooth - Woong San」

          

「Woong San - Unchain My Heart」

          

最新作8thアルバム、「Temptation」(2015)にもジャズのスタンダード・ナンバーが1曲も入っていないようであるが、どんなJAZZYな歌を披露してくれるのか、ちょっとYOUTUBEで聴いてみたが期待できそう。

Temptation 〜誘惑〜

ウンサン / ポニーキャニオン



「トム・ウェイツ/Tom Waits」の「Temptation」を ・・・。「ダイアナ・クラール/Diana Krall」も歌っていましたね。

「WOONGSAN - Temptation」

          
 
by knakano0311 | 2016-07-07 14:45 | おやじのジャズ | Comments(0)
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