グランドの脇、石垣、公園、林の中、住宅の庭、道路脇、空き地、池の端 ・・・・。この時期団地のいたるところで見かけるのが、台湾原産で「タカサゴユリ(高砂百合)」という外来種。温暖化の影響か、今、日本のあちこちでものすごい勢いで増えているらしい。さらに始末の悪いことに、実の中にあるものすごくたくさんの種が、風によってまき散らされるという。だから、あっという間に広がってしまうらしい。見かけは美しい百合の花だけに、外来種、雑草と認識して抜く人もほとんどないので、広がりに輪をかけてるという。まっ、美人は得ですな。
リオ・オリンピック。ブラジルでは全くの「懐メロ」と化し、その分野で新人やアルバムも出ず、開会式にも閉会式にも、歴史の一コマとしてしか取り上げられない。さすれば自分で取り上げましょうと、思い出したのが、「バド・シャンク/Bud Shank」。いわゆるウエスト・コースト・ジャズのの人気アルト奏者で、ボサノバが爆発的に世界中に広まった1960年代に、今で言えば、スムース・ジャズ的なボサノバ・アルバムをリリースした。私もよくLPで聴いていたが、それらは散逸してしまった。
1926年、オハイオ州デイトン生まれ。’50〜52年「スタン・ケントン楽団/Stan Kenton's Orchestra 」に加入。’50年代は自己のカルテットで活動し、’54年度のダウンビート誌批評家投票新人賞を受賞。その後、ブラジル出身のギタリスト、「ローリンド・アルメイダ/Laurindo Almeida」と出会い、南米の音楽に強い興味を持つようになる。そのエキゾチックなムードの漂う音楽は、後のJAZZボッサで人気を得た「LA4」の結成につながってゆく。「スタン・ゲッツ/Stan Getz」よりも以前に、ジャズとブラジル音楽を融合させた先駆者である。
能書きはこれまで。夏の宵に爽やかさを運ぶバドのJAZZボッサ、気楽にお聴きください。
Bud Shank / Girl In Love
「Bud Shank - Summer wind」
あとはフルアルバムで ・・・。
ボサノバ・ジャズ・サンバ
バド・シャンク&クレア・フィッシャー / ユニバーサルミュージック
「Bud Shank & Clare Fischer - Bossa Nova Jazz Samba (1962)(Full Album) 」
バド・シャンク&ヒズ・ブラジリアン・フレンズ
バド・シャンク&ヒズ・ブラジリアン・フレンズ / EMIミュージック・ジャパン
「Bud Shank And His Brazilian Friends - 1965 - Full Album」