大屋地爵士のJAZZYな生活

虫は嫌いではありませんが ・・・

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本日の山作業、「ナラ枯れ」をひこ起こす原因である「カシノナガキクイムシ」の対策として、この春に被害木にまいた粘着シートを剥がす作業を行った。どうも昨年あたりがこの山の被害のピークだったらしく、尾根筋だけでも対策を施した被害木は50本ちかくあった。

さて、剥ぐと出てくるは出てくるは ・・・。木の中で冬を越し、孵化、羽化した虫が、数百匹、数千匹単位で、びっしり粘着シートに付着している。毎年、春にシートを巻き、秋にシートを剥いで効果を確認するというこの作業も、残念なことにすっかり毎年の定例作業として定着してしまった。(参照拙ブログ「熱中症も怖いですが ・・・」「続・秋が少し見えた ~カシナガの活動も始まる~」「虫、虫、虫 ・・・ 」「小雨の中で「カシノナガキクイムシ」を数える」 などなど)

作業していると、今まであまり見たこともなかった、いろいろな生き物に出会う。ことしも見つけました。シートを剥ぐと現れたのは体長10cmは優に超えている大きな「ナメクジ(蛞蝓)」。日本最大のナメクジ、「ヤマナメクジ(山蛞蝓)」。日本各地の森林に生息しているという。虫は嫌いではないが、ちょっとこれは ・・・。そうそう、「ナメクジ」は、「虫」ではありません、陸に生息する巻貝のうち、殻が退化しているものの総称だそうだ。

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さて、ちょっとグロいものを見たあとは、口直しに心に沁みる様なバラードを聴いて見たくなる。久しぶりに聴いてみたいと思った歌手は、「ブイカ/Concha Buika」。この歌手を知ったのは、私がご贔屓の映画監督、「ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar」監督の映画、「私が、生きる肌(原題;La Piel Que Habito)」(2012年日本公開)。その中で情念のこもった劇中歌を聴いたからである。(参照拙ブログ「ペドロ・アルモドバルの音楽 ~映画「私が、生きる肌」を観て~」

「ブイカ(コンチャ・ブイカ)」は、1972年、スペインの「パルマ・デ・マジョルカ/Palma de Mallorca」島の出身。両親は赤道ギニア共和国からの移民で、彼女はジプシーとして少女時代を過ごしたという。音楽のベースは「フラメンコ」だが、アフロ、フラメンコ、ソウル、ファンク、ジャズなど、多様な音楽ジャンルの垣根を越え、その全てを包括したともいえる独特の情念とスペイン語で歌う。その圧倒的ヴォーカル・パフォーマンスは比べるアーティストが思い浮かばないほど稀有のシンガーである。

映画「私が、生きる肌」では、劇中パーティーの場面で、「Se Me Hizo Facil」と「Por El Amor de Amar」の2曲を歌っていたが、誰かが「鉄錆色」と表現したその一度聴いたら忘れられない声に大きな衝撃を受けた。2005年から2009年にリリースされた4つのCDからのハイライトが収録されているベスト・アルバムが、「En Mi Piel /私の肌(Best Of Buika)」。そこから選んだ今宵のバラードは、イギリス出身のソウル・ミュージシャン、「シール/Seal」とのデュエットで、「You get me」。「君に夢中」くらいの意味でしょうか。

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「シール」は、1963年、イギリスのパディントンにて、ブラジル系の父とナイジェリア人の母の間に生まれた。1980年代後半から地元のクラブやバーでライブ・パフォーマンスを行い、本格的なアーティスト活動を開始させる。1990年にロック・シンガー、「アダムスキー/Adamski」の楽曲「Killer」に参加し、歌手デビュー。デビュー・アルバム「Seal」(1991)は、英国アルバム・チャート1位を獲得し、ヨーロッパだけでなくアメリカやカナダなどでも大ヒットとなった。

ソウルフルで男臭さ満載。ハスキー・ボイスでソウル・R&B・ポップスなど様々なジャンルを歌いこなす。世界的なソウル・R&B歌手で日本でも高い人気を獲得している。容貌もごつくて怪異。顔に傷のようなものがあり、また頭髪もないが、これらは幼少の頃にかかった膠原病の一種の後遺症によるものであるという。

「You get me」は、北大西洋の島で、デンマークの自治領のフェロー諸島出身の音楽家、「ティトゥール/Teitur」の曲で、イギリスのソング・ライター、「パム・シェイニー/Pamela Eileen Sheyne」との共作。

En Mi Piel

Buika / Warner Music Latina



「You get me - Concha Buika & Seal」

         

「コンチャ・ブイカ」の歌う、映画「私が、生きる肌」の挿入歌、「Por El Amor de Amar」も聴きたくなります。「Love To Love(愛のために愛する)」という意味らしいが、それにしても、なんという深い哀しみを湛えた歌唱であろうか ・・・。映画のシーンから。

「Concha Buika - Por el amor de Amar」
 
          
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by knakano0311 | 2016-11-01 09:53 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)
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