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大屋地爵士のJAZZYな生活

続々・春を告げる食卓は

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 蓋を開けた途端に磯の香りが台所に立ち込める。私のリクエストがかなっての「鯛めし」である。 「タイ(鯛)」と呼ばれる魚は何種類もあるが、いわゆる鯛の仲間は、「マダイ(真鯛)」、「クロダイ(黒鯛)」、「キダイ(黄鯛)」の3種類だけ、それ以外は「鯛」の仲間ではないという。

 今日の「鯛めし」の鯛は、「レンコダイ(連子鯛)」。「キダイ (黄鯛)」の別名である。「黄鯛」は群れを作るため、漁獲し易く、延縄で次々と連なって漁獲されるため、この名があるという。「真鯛」より安価で流通し、身が柔らかいため、時々スーパーでも見かける。ともあれ、やはり「鯛めし」、美味いのだ。

 海への感謝シリーズ、第3弾はボサノヴァの創始者、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」が遺した名曲、「波/Wave」(1967)。ジョビン自ら作詞したポルトガル語題名では、「Vou te contar(あなたに説明しよう)」という意味だそうだ。

【 Wave 】

「♪ So close your eyes        さあ、目を閉じてごらん
  For that's a lovely way to be    それが君の本当の心に気づくための
  Aware of things your heart     いちばんの方法
  alone was meant to see       寂しいように感じたとしても
  The fundamental loneliness goes   きっと寂しさは消えていく
  whenever two can dream a dream  ふたりで夢を見さえすれば
  Together               ふたり一緒に夢を

  You can't deny            否定しないで
  don't try to fight the rising sea    荒波に抗おうとしないで
  Don't fight the moon, the stars above 月や星に荒波に抗おうとしないで
  and don't fight me           僕にも
  The fundamental loneliness goes    きっと寂しさは消えていく
  whenever two can dream a dream   ふたりで夢を見さえすれば
  Together                ふたり一緒に夢を

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 聴き比べの最初は、御大「アントニオ・カルロス・ジョビン」のアルバム、「Wave」(1967年録音)から。

WAVE

ANTONIO CARLOS JOBIM / A&M



「Antonio Carlos Jobim - Wave」

          

 もうひとりのボサノヴァ創始者、「ジョアン・ジルベルト/João Gilberto」も聴いてみましょうか。アルバム、「Amoroso」(1977)から。

AMOROSO(イマージュの部屋)

ジョアン・ジルベルト / ワーナーミュージック・ジャパン



「João Gilberto - Wave」

          


 「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet(MJQ)」もまさかのボサノヴァのアルバムをリリースしてます。

ブルー・ボッサ

マンハッタン・ジャズ・クインテット / ビデオアーツ・ミュージック



「Manhattan Jazz Quintet - Wave」

          

 最後は’60年代の極めつけ、「セルジオメンデス&ブラジル '66/Sergio Mendes & Brasil '66」。

Equinox (Special Packaging)

Sergio Mendes / Umvd Labels



「Sergio Mendes & Brasil '66 - Wave」

          





  
by knakano0311 | 2017-03-09 17:04 | 音楽的生活 | Comments(2)
Commented by Nardis at 2017-03-10 12:47 x
こんにちは!
信州の川魚よりやはり鯛ですか。小2で能生の海を見るまで海の魚は塩辛いものだと思っていました。
塩魚やみりん干しばかりでしたからね。春を存分に味わってください。
Commented by knakano0311 at 2017-03-10 17:34
Nardis さん  やはり海の魚ですかね。子供の頃は、冷蔵庫、冷凍車などもなく、海の魚といえば塩漬けか酢漬け。大学は仙台だったが、こちらは金がなく刺身などは食べた覚えがない。会社へ入って初めて刺身ってこんなにうまいものかと感激した覚えがあります。
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