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大屋地爵士のJAZZYな生活

Here's To Life ~ 新しいシャツで ~

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 東日本大震災が起こったこの日3月11日は、私の71歳の誕生日。これといって、特に感慨はないのであるが、次男家族と三男がプレゼントを持ってお祝いに訪れてくれた。

 現在のところ、夫婦ともども、歯以外はどこといって医者や薬のお世話になってない。頑丈な体に産んでくれた双方の親に感謝すべきだろう。私の父親は、86歳で他界したので、もし親父と同じ歳まで生きられるとすれば、まだ15年もある?、あと15年しかない?ということか。門松ならぬ誕生日は、なんとかの旅の一里塚。次の一里塚へ向けての旅が始まるわけだが、やはり「一休和尚」の狂歌のように、「うれしくもあり、うれしくもなし」というのが実感であろうか。

 しかし、なにかを口実やきっかけにして、家族が集まること、こちらは間違いなくうれしいことに違いない。でも、ちょっと疲れる ・・・。

 さあ、プレゼントでもらった新しいシャツを着て、この春は ・・・。

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 さて、今宵の歌は、「Here's To Life」。「ここからまた人生が始まる」。そんな意味に訳してみましたが ・・・。

 歌うは、アジアの癒し姫「ジャシンサ(ジャシンタ)/Jacintha」。「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」へのトリビュート・アルバム、「Autumn Leaves」の中で、なぜかただ一曲、「ジョニー・マーサー」以外の手になる詩としてボーナス・トラックに収録されていた歌。会社人生に一区切りを付けて定年を迎え、多分その後の暮らし方や生き方に、多少不安や戸惑いを覚えていた頃に、この歌をブログで取り上げたこともあった。(参照拙ブログ 60歳過ぎたら聴きたい歌(66) ~ Here's To Life ~

 しかし、11年たって、生活のリズムや暮らし方も定まり、安定した今、もう一度じっくりと聴いてみたくなった。作詞「フィリス・モリナリー/Phyllis Molinary」、作曲「アーティー・バトラー/Artie Butler」。改めて読んでみても、深く心に届いてくる詩です。少し長いですが ・・・。

【 Here’s To Life 】
             Lyrics;Phyllis Molinary, Music;Artie Butler

「♪ No complaints and no regrets    不満も無いし、後悔もしていません
  I still believe in chasing dreams and placing bets  でも私はまだ夢を信じて追いかけ、
                              その夢に賭けているのです
  For I have learn that all you give is all you get   あなたはいままでに得たもの全てを
                              私に与えてくれていたんですね 
  So give it all you’ve got       そう、あなたは自分が得たもの全てを

  I had my share, I drank my fill      私はもう十分なものをすでに得ているのに
  And even though I’m satisfied,      自分が得た分で満足すべきなのに
  I’m hungry still.             まだ満ち足りていないと思っていました
  To see what’s down another road beyond the hill 丘の向こうに続くもう一つの道を見て
  And do it all again            もう一度全てをやり直そうと思ったのです

  So here’s to life,            だから、ここから人生がまた始まるんです
  And all the joy it brings.        あらゆる喜びをもたらしてくれる人生が
  Yes, here’s to life           そう、ここから人生がまた始まるんです
  And dreamers and their dreams    夢見る人たちの人生や、その夢も

  Funny, funny how the time just flies  不思議ですね、どうして時はあんなに
                              速く過ぎてしまうのでしょう
  How love can turn from warm hellos to sad goodbyes どうして愛は暖かい出会いから
                          悲しい別れへと変わってしまうのでしょう
  And leave you with the memories you memorize  あなたを暖かい気持ちにしてくれた 
  To keep your winters warm.            冬の思い出をのこして
  
  There’s no yes in yesterday   昨日存在していたものは、もうここにはありません
  And who knows what tomorrow brings or takes away 未来が何をもたらし、
                     何を持ち去るかなんて、誰が分かるというのでしょう
  As long as I’m still in the game I want to play 私がこの人生ゲームを続けてるとすれば
  For laughs, for life, for love.      それは、笑いや人生や愛のためです 
 
  So here’s to life            だから、ここから人生がまた始まるんです
  and all the joy it brings        あらゆる喜びをもたらしてくれる人生が
  Yes, here’s to life           そう、ここから人生がまた始まるんです
  And dreamers and their dreams    夢見る人たちの人生や、その夢も

  May all your storms be weathered   これからもあなたを嵐が襲ってくるかも知れない
  And all that’s good get better     でも、全てはいい方向に進んでいくでしょう

  Here’s to life,              人生に乾杯
  here’s to love,             愛に乾杯
  here’s to you.             そしてあなたにも ・・・
    
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

 「ジャシンサ」。1957年マレーシア生まれ。ピアノを弾き語る中国人の母と、クラシック・ギタリストでスリランカ人の父を持ち、シンガポールで活躍しているJAZZボーカリスト、女優。10代の頃にピアノとボーカルを学び、シンガポール国立大学を卒業した後、芝居と音楽の世界に入ったという。

Autumn Leaves

Jacintha / Groove Note Records



「Jacintha - Here's To Life」

          
by knakano0311 | 2017-03-12 10:57 | 音楽的生活 | Comments(2)
Commented by maya653 at 2017-03-12 11:19
お誕生日おめでとうございます。
「Here's To Life」深く心に沁みました。
60過ぎた今だからこそ共感できる歌詞ですね。
Commented by knakano0311 at 2017-03-12 15:30
maya653 さん   ありがとうございます。わたしにとって、定年はやはり第2の人生の出発点でした。健康で充実した生活が送れていることに感謝です。
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