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大屋地爵士のJAZZYな生活

60歳過ぎたら聴きたい歌 (95) ~ Memories Of You/ミモザサラダの想い出 ~

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 ウォーキングの道筋に、「ミモザ」が咲き出した。「ミモザ」は、「オジギソウ(お辞儀草、含羞草)」などの「マメ科オジギソウ属(学名 Mimosa)」の植物の総称らしいが、現在の日本語では、ほぼアカシア類の花を呼ぶ名として使われていて、これは本来は誤用であるという。この写真も、一般的に「ミモザ」と呼ばれている「ギンヨウアカシア (銀葉アカシア)」。そして、日本で一般的に「アカシア」と呼ばれているのは、「ニセアカシア」、和名は「ハリエンジュ(針槐)」であるからややこしい。

 妻は、このいわゆる「ミモザ」を見るといつも、子供の頃母親がよく「ミモザサラダ」を作ってくれたと想い出を語る。「ミモザサラダ/mimosa salad」は、サラダの一種。 レタス、キュウリ、クレソン、炒めたベーコンなどで作ったサラダに、細かく刻むか、裏ごしして粒状にしたゆで卵をふりかけたもの。 黄色い粒状の卵黄がミモザの花のように見えることから名づけられたという。(サラダの写真はNETより拝借)

 今宵の曲は、「メモリーズ・オブ・ユー/Memories Of You」。邦題は「あなたの想い出」。1930年に、ブロードウェイ・ミュージカルの舞台で歌われた。作詞、「アンディ・ラザフ/Andy Razaf」、作曲「ユービー・ブレイク/Eubie Blake」。スイングの王様、「ベニー・グッドマン/Benny Goodman」のクラリネット演奏が、あまりにも知られているためか、意外とボーカル・バージョンが少ない。私が聞き覚えのあるのは、「ベニー・グッドマン楽団」の専属歌手でもあった「ローズマリー・クルーニー/Rosemary Clooney」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」など古き良き時代を代表するシンガーくらいか。

【 Memories of you 】

「♪ Waking skies at sunrise  夜明けの空をみると気が付く
   Every sunset too      夕焼けの空を見てもそう
   Seems to be bringing me  そんな時いつも思い出すのは
   Memories of you       あなたの想い出

   Here and there, everywhere  ここもあそこも、どこもかしこにも
   Scenes that we once knew   私たちの思い出のシーンがある
   And they all just recall     そんな場所でいつも蘇ってくるのは
   Memories of you        あなたの想い出

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 今宵は、もう円熟期を迎えたベテランですね、「キャロル・スローン/Carol Sloane」。1937年、ロードアイランド州プロビデンスの出身というから、御年80歳。いまや現役最年長の女性シンガーの一人でしょう。

 14歳のときに「エド・ドリュー楽団/Ed Drew」と地元で共演したのを機に、プロとして芸能活動に入る。1970年代にしばらく活動が低迷したが、1980年代に活動を再開させ、円熟したジャズ・シンガーに成長した。最近は主に日本で演奏活動を行い、安定したファン層を獲得し、さらに米国北東部や、ニューヨークでも活動を続けているという。

WHISPER SWEET

CAROL SLOANE / HIGH NOTE



「Carol Sloane - Memories Of You」

          
by knakano0311 | 2017-03-30 13:45 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Comments(0)
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