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大屋地爵士のJAZZYな生活

古い革ジャンパーを着て

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 寒波襲来。冬物を出していたら、40年ほど前の出張時、NYで買った仔牛の革ジャンパーに目がいった。あまり着る機会がなかったが、気に入っていたので、ずっと捨てきれないでいたものである。革ジャンパー。今は、フリースやダウンにとって替わられ、あまり、いやほとんど見かけなくなった。革ジャンが定番ファッションといえば、「藤岡弘、」くらいであろうか。しかし、私たちシニア男性にとっては、アウトローの象徴のような憧れのファッションで、日活、東映などのアウトロー・ヒーローたちは、皆革ジャンだった印象がある。

 しかし、革ジャン&ブルージーンが、ファッションとして一世を風靡したルーツは、「ジェームズ・ディーン/James Dean」ではないだろうか。和製「ジェームズ・ディーン」と呼ばれた「赤木圭一郎」もそのファッションをことさらに踏襲していた印象がある。それと、大ヒットした「アダモ(サルヴァトール・アダモ)/Salvatore Adamo」のシャンソン、「ブルージーンと革ジャンパー/En Blue-Jeans Et Blouson DCuir」(1963)の影響も大きかったように思える。

 とにかくダウンに比べ、重いし、伸縮性も悪く、防寒効果もイマイチ。妻はいい歳をしてというが、着ずに置いとくのももったいない。すこしブカブカになってしまい、「Old Fashion」と言われるかもしれないが、とにかく着て、外に出てみよう。でも、ジーンズは流行りの「あったかジーンズ」で ・・・。

 「ちょいワルオヤジ」風??? この言葉ももう死語でしょうね。

 懐かしの「アダモ」の歌、「ブルージーンと革ジャンパー」を。

「アダモ ー ブルージーンと革ジャンパー / En Blue-Jeans Et Blouson DCuir」

          

 「ジェームズ・ディーン/James Dean」似で売り出したジャズメンは、「チェット・ベイカー/Chet Baker」。人気絶頂だった1955年に24歳という若さで不慮の死を遂げた永遠のスター、「ジェームス・ディーン」の伝記映画、「ジェームス・ディーン物語/The James Dean Story」(1957)のサウンド・トラックを、ジャズ界の「ジェームス・ディーン」と呼ばれたチェットがジャズにアレンジしたアルバムがある。「バド・シャンク/Bud Shank」、「ジョニー・マンデル楽団/Johnny Mandel Orchestra」とコラボした「The James Dean Story」(1958)。ディーン、1931年生まれ、そしてチェットは、1929年生まれ。ほとんど観ましたかねえ、「ジェームズ・ディーン」の映画は ・・・。

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ジェームス・ディーン・ストーリー
チェット・ベイカー、バド・シャンク
ユニバーサル ミュージック




「Chet Baker & Bud Shank with Johnny Mandel Orchestra - Jimmy's Theme」

          

「Chet Baker & Bud Shank ー Lost Love」

          

  

  
by knakano0311 | 2017-11-22 10:14 | 我が青春のジャズ・グラフィティ | Comments(2)
Commented by maya653 at 2017-11-24 11:15
ジェームス・ディーンが亡くなった年に生まれた私が
生まれて初めて一人で映画館へ見に行った映画が「エデンの東」でした。もちろんリバイバルですが。
ジェームス・ディーンもし生きてたら今頃どんなお爺さんになっていたんでしょうね。
Commented by knakano0311 at 2017-11-24 16:15
maya653さん ディーンの映画はほとんどといっても、エキストラを除くと、エデンの東、理由なき反抗、ジャイアンツの3作ですので、全て見ました。私も公開当時ではなく、高校の名画鑑賞会でした。1961、2年ころだったと思います。当時、女子高生にはアラン・ドロンと人気を2分していましたね。
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