なかでも感心したのが、5年生。自然学校で体験した星空の印象、キャンプ・ファイヤーでの大盛り上がりの思い出を、なんとスタンダードの、「星に願いを/When You Wish Upon a Star」、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」、そして、ラテンの「テキーラ/Tequila」で表現した。「テキーラ」は、掛け声と楽器の振りもつき、ラテン・バンド顔負けで、アンコールの声がかかるノリ。子供たちの活き活きした演奏。まさに「音」「楽」。いや、日本の音楽界の未来は間違いなく明るい。
ということで、今宵の曲は、「When You Wish Upon a Star」、「Fly Me To The Moon」、そして、「Tequila」。
「リンダ・ロンシュタット」が、シナトラのアレンジャーとして有名な、ネルソン・リドルと80年代半ばから、コラボした3枚のアルバム、「What's new」、「Lush life」、「For sentimental reasons」を2枚組で再発した「'Round Midnight with Nelson Riddle and His Orchestra」から。「リンダ・ロンシュタット」はJAZZ歌手ではなく、POPS歌手だが、キュートな声で、素直なくせのない歌い方で、JAZZのスタンダードということをあまり意識せず、スムーズかつ朗々と歌っている。
曲名や歌詞に「月」や「星」がでてくるラヴ・ソングばかり全16曲を集めた2枚目のアルバム、「ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた/If The Moon Turns Green...」(2007)から、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」。サポートは、ピアノ、「ドン・トンプソン/Don Thompson」、ギター、「レグ・シュワガー/Reg Schwager」、ベース、「ニール・スウェイソン/Neil Swainson」。