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大屋地爵士のJAZZYな生活

そろそろ山へ返そうか ・・・

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 ご近所や団地の通りに植わっている「ハナミズキ(花水木)」が満開である。1915年、たしか桜のお礼にとアメリカから贈られたので、別名「アメリカヤマボウシ(アメリカ山法師、山帽子)」とも呼ばれる。日本の桜のように、アメリカの東海岸に広く分布し、春の終わりに、開花が移動する模様は、「ハナミズキ前線」として、日本の桜前線のように報道されるという。

 我が家の「アマドコロ(甘野老)」。花を楽しむために残しておいた株に、「スズラン(鈴蘭)のような可憐な花が咲いた。そして、「ウリハダカエデ(瓜膚楓)」。山に返そうと鉢で育てていたが、今年、初めて開花に気がついた。樹皮は暗い青緑色の模様があり、この模様の色が、「マクワウリ(真桑瓜)」の未熟な実の色に似ていることから、その名があるというが、我が家のものは、まだ苗でよくわからない。花期は5月らしいが、房状の花を枝の先端から下垂させる。樹高は8-10mになるというから、そろそろ山へ返そうかと思う。

 さて、4月もあと1週間ほど。老いの身には本当に月日の経つのが早い。今宵の曲、「April in Paris(パリの4月)」。古い古いスタンダード。1932年のミュージカル、「ウォーク・ア・リトル・ファスター/Walk a Little Faster」で歌われ、大ヒットしたという。1952年には、「ドリス・デイ/Doris Day」主演で、「エイプリル・イン・パリ/April in Paris」として映画化され、彼女の歌により、日本でも有名な曲となった。作曲は、「バーノン・デューク/Vernon Duke」、作詞は、「虹の彼方に/Over The Rainbow」で知られる「エドガー・イップ・ハーバーグ/Edgar Yipsel "Yip" Harburg」。

【 April in Paris 】  by E. Y. Harburg / Vernon Duke

「♪ Till April in Paris, chestnuts in blossom  パリの四月、マロニエの花が咲き 
  Holiday tables under the trees      休日ともなればその木陰にはテーブルが並ぶ
  April in Paris, this is a feeling     パリの四月、誰も繰り返して味わったことのない
  That no one can ever reprise       この雰囲気、感覚

  I never knew the charm of spring    私はこれまで春の魅力を知らなかった
  I never met it face to face        そんな魅力に接したこともなかった
  I never knew my heart could sing   知らなかったわ、私の心がこんなに弾むなんて
  I never missed a warm embrace  暖かい抱擁がこんなに恋しいなんて思いもしなかった

  Till April in Paris            パリの四月
  Whom can I run to          このはやる思いはいったい誰に?
  What have you done to my heart   あなたは私のハートに何をしてくれたの? ♪」

 まずは、「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」から。アルバムは、「Gypsy in My Soul 」(2004)。フランス語の歌いだし、ジプシー・ジャズ(ジプシー・スウィング)風のアレンジ、ミュゼット風のアコーディオン ・・・、パリ・ムード満載の歌唱。

Gypsy in My Soul

Connie Evingson / Minnehaha Music



「April in Paris - Connie Evingson」

          

 さて、ピアノでも ・・・。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のソロで。

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Solo Sessions 1
ビル・エヴァンス/Bill Evans
Milestone



「Bill Evans - April in Paris」

          

 かってイタリア・フィレンツエからパリへと旅したのは4月、フィレンツエの丘にも、セーヌ川河畔にも、桜によく似た花が満開だったことを思い出した。
by knakano0311 | 2018-04-23 18:46 | 音楽的生活 | Comments(0)
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