さて、「エヴァ・キャシディ」が歌う雨の歌。最初は、「Early Morning Rain」。1960年代に活躍したカナダ出身のカントリー系のシンガー・ソングライター、「ゴードン・ライトフット/Gordon Lightfoot」の作品。「ピータ、ポール&マリー/Peter, Paul & Mary」、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」、「ハリー・ベラフォンテ/Harry Belafonte」、「エルヴィス・プレスリー/Elvis Presley」など多くの歌手によってカバーされている。アルバムは、「イマジン/Imagine」(2002)から。
【 Early Morning Rain 】 by Gordon Lightfoot
「♪ In the early morning rain 早朝の雨の中
with a dollar in my hand わずばかりの金を握り締めて立っている
And an aching in my heart 痛む心と
and my pockets full of sand 砂を噛むような思いを胸に
I'm a long way from home 家から遠く離れ
and I miss my loved ones so 君を失った寂しさを噛み締めながら
In the early morning rain 早朝の雨の中に佇んでいる
with no place to go ゆくところなんかどこにもありゃしない
Out on runway number nine 9番スポットから滑走路に向かって
big seven-o-seven set to go 707が離陸の準備を始めた
But I'm stuck here on the ground でも俺は吹きすさぶ寒風の中
where the cold winds blow ここに立ちすくんでいる
You can't jump on a jet plane 君は貨物列車にでも乗るかのように
like you can a freight train 飛行機に乗るなんてありえないと思いながら
So I'd best be on my way でもこれでいいんだ そう思いながら
in the early morning rain 早朝の雨の中立ちすくんでいる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
2曲目は、「Blue Eyes Crying in the Rain」。「雨の中で泣いている青い瞳の君」。別れに雨はつきもののようです。「フレッド・ローズ/Fred Rose」の手になるカントリーの名曲のひとつにも挙げられる曲。「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」などもカバーしていたが、「ウィリー・ネルソン/Willie Nelson」が1975年にアルムム、「Red Headed Stranger」で取り上げるやいなや大ヒットしたという。
【 Blue Eyes Crying in the Rain 】 by Fred Rose
「♪ In the twilight glow I see them 黄昏のなか 君の目を見ると
Blue eyes cryin' in the rain 雨の中で青い瞳が泣いている
When we kissed goodbye and parted キスをして別れを告げたからだ
I knew we'd never meet again もう二人は二度と会わないだろう
Love is like a dyin' ember 愛は燃え尽きようとしている
Only memories remain 思い出だけが残るんだ
Through the ages I'll remember 何年も経ってから思い出すだろう
Blue eyes cryin' in the rain 君の青い瞳が雨に濡れていたことを
Some day when we meet up yonder いつかどこかで再び出会ったら
We'll stroll hand in hand again 手に手を取って歩こう
In a land that knows no partin' もう二度と別れることのない場所で
Blue eyes cryin' in the rain 雨に濡れていた君の青い瞳
Blue eyes crying in the rain 雨に濡れていた君の青い瞳 ♪」