とにかく、続く豪雨と強風 ・・・。家からも出るに出られないので、引きこもり状態が続いている。すこし雨足が収まったので、食料などの買い出しにスーパーへ。休日ということもあって、結構多くの人でいっぱい。しかし物流に支障が出ているため、品不足の商品もあるようだ。店内には、「七夕セール」のポスター。それを見て、今日が七夕ということを思い出した。心の余裕がなかったんでしょう。
ふるさと松本の七夕は、八月七日、旧暦で行われるが、松本地方の風習で、七夕にお雛様や五月人形と同じように、子供たちの健やかな成長を祈って、男女一対の木製や和紙で作られた「七夕人形」を飾る習わしがある。家に帰ってから、さっそく「七夕人形」を飾った。
こんな時こそ、夜はピアノをじっくりと聴く。届いたばかりの、イタリアの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」の最新ソロ・アルバム、「Wine and Waltzes(ワインとワルツ)」。タイトル通り、2017年6月6日、イタリア・ワインのワイナリー、「Bastianich Winery」の酒蔵でのライブ・アルバムである。使用したピアノは、「ファツィオリ社/Fazoili」の F278 という。薫り、味、色、音の響き ・・・。研ぎ澄まされた五感や想像力、感受性を全開にして演奏したワルツは8曲。ワインのように複雑で芳醇な味わいに仕上がっている。私もワインが欲しくなった。
「ワインを作り出したローマの酒の神バッカスや、このワイナリーで演奏の機会を与えてくれた皆さんに感謝する」と上機嫌で語るピエラヌンツィ。
Wine & Waltzes
Enrico Pieranunzi
Cam Jazz
「Wine and Waltzes - Enrico Pieranunzi」
この曲が本アルバムでの白眉ではと思うのは、「フェリーニのワルツ/Fellini's Waltz」。
「Enrico Pieranunzi - Fellini's Waltz」