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大屋地爵士のJAZZYな生活

一ヶ月も活動が休止すると、体がむず痒くなるらしい

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 先週に引き続き、大雨による土砂崩れで破損した鹿除けネットの修復である。やっと丘の駐車場までの道路が関係者だけではあるが、通行可能になった。そのこともあって、クラブ員ほぼ全員が顔を揃えるのは、4週間ぶりである。破損箇所を修復し、倒れている苗を戻し、周辺の丈の伸びた雑草を刈る。我々のこの活動、もうクラブ員全員の生活の中に組み込まれている。あるクラブ員は、「一ヶ月近くも活動が休止すると、体がむず痒くなる」という。昨日までのカンカン照りから、少し収まったようだが、この暑さの中でも、活き活きと作業に没頭している。土砂崩れ防止の土留めの設置、土砂で埋まった炭焼き窯跡の掘り出しなど、まだまだ復旧作業は残っている。この週末は台風が上陸しそうだという。せっかくの作業が無駄にならなければいいが ・・・・。

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 さて今宵の曲、ブラジル音楽の巨匠、「セルジオ・メンデス/Sergio Mendes」が、「ブラック・アイド・ピーズ/The Black Eyed Peas」の「ウィル・アイ・アム/will.i.am(William Adams)」をプロデューサーに迎えたアルバム、「タイムレス/Timeless」(2006)から、「ザット・ヒート/That Heat」。といっても「ブラック・アイド・ピーズ」、「ウィル・アイ・アム」が何者かはさっぱりわかりませんが ・・・。「ブラジル音楽のメロディーとヒップ・ホップのリズムがハイブリッドに融合したサウンドが魅力」と帯に言う。

 手にとった時は、「マシュ・ケ・ナダ/Mais Que Nada」、「ビリンバウ/Berimbau」などが並んでいるので、さては、「セルメン」の新アレンジ・ボッサと早合点したが、全く違った。解説に曰く、「このアルバムは、あなたの両親が慣れ親しんだセルジオ・メンデスではない。・・・」とある。全編、ヒップ・ホップのノリ。聴いた瞬間、「これがセルメン!?!?」。思わずのけぞってしまったことを覚えている。アーティストは、時代にあわせてキャラやスタイルを進化させていかなければならないことはよくわかるのだが ・・・。まあ、聴いていただこうか。「エリカ・バドゥ/Erykah Badu」と「ウィル・アイ・アム・オブ・ブラック・アイド・ピーズ/will.i.am of The Black Eyed Peas」をフューチャーした「That Heat」。

 この曲、「ウィル・アイ・アム」のヒップ・ホップに、「セルジオ・メンデス&ブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil '66」の同タイトルのデビュー・アルバム、「Sergio Mendes & Brasil '66」(1966)に収録されているスタンダード、「A Slow Hot Wind」をオーバー・ダビングしたもののようだ。

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タイムレス/Timeless
セルジオ・メンデス/Sergio Mendes
ビクターエンタテインメント




「Sergio Mendes - That Heat ft. Erykah Badu, will.i.am of The Black Eyed Peas」


          

 爺さんとしては、やはり懐かしの「セルメン66」、「セルジオ・メンデスとブラジル’66」のスタイルやパフォーマンスに惹かれてしまう。1966年のデビュー・アルバムから。

【 A Slow Hot Wind 】  by Henry Mancini, Norman Gimbel

「♪  (Her gaze           僕を見つめる)
   (Swept over me now  彼女の眼差しは)
   a slow hot wind     まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   (Some days          きっといつの日か)
   (It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い)
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   There in the shade        日陰で
   Like a cool drink waiting     冷たい飲み物を待っているように
   She sat with fire in her eyes   彼女は燃えるような目で
   Just waiting              ただ座って待っているだけ

   (Some days          きっといつの日か)
   (It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い)
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう ♪」


マシュ・ケ・ナーダ

セルジオ・メンデス&ブラジル’66 / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Sergio Mendes & Brasil 66 - Slow Hot Wind」

          
   


    
by knakano0311 | 2018-07-27 09:15 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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