週末はあちこちで花火大会や夏まつりが盛んなようです。今宵の曲は、真夏の夜の戯れ、「What A Little Moonlight Can Do」。「月光のいたずら」なんて邦題がつけられています。1935年、有名なレコード・プロデューサーで評論家でもあった、「ジョン・ハモンド/John Hammond」が作詞、「ハリー・ウッズ/Harry Woods」が作曲、「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」のために作られ曲だという。日本にも「♪ 月がとっても青いから ・・・」なんて曲がありました。
【 WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO 】
「♪ Ooh, ooh, ooh ウーウーウー
What a little moonlight can do 月の光がいたずらするの
Ooh, ooh, ooh ウーウーウー
What a little moonlight can do to you 月の光があなたにいたずらして
You in love あなたを恋に落としてしまったの
Your heart's fluttering all day long あなたのハートは一日中高鳴って
You only stutter cause you for sure ドギマギしているだけ
Just throw that out of the way 何も手につかずに
I love you そんなあなたを愛しているわ
歌姫は、デンマークの美しきバラード唄い、「シーネ・エイ/Sinne Eeg」。1977年、デンマーク生まれ。1997年、20歳の時に、国立音楽アカデミーで音楽を学ぶ。2003年にデビュー、2007年にリリースした、全曲オリジナル楽曲に挑戦したセカンド・アルバム「Waiting for dawn」が、その年のデンマーク音楽賞/ジャズ・ボーカル部門賞を獲得したという。日本のジャズ界に大きな反響を巻き起こしたのは、第4作、「ブルーな予感/Don't Be So Blue」(2010)であった。バラードに彼女の力はいかんなく発揮されるが、バラード良し、軽快なスイングも良し、オリジナル良しの歌姫、その存在を確固たるものにしているようだ。アルバム、「Face the Music」(2014)から。