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大屋地爵士のJAZZYな生活

里山のカフェで裸電球を見ながら

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 「コスモス(秋桜)」が咲き乱れる里山の道をドライブ。10月は妻の誕生月、彼女のリクエストで里山カフェでランチ。「空からこんぺいとう」という、ちょっと変わった名前のカフェ。自宅やご近所で採れた食材をつかった5品の菜にご飯と味噌汁。これで900円というから、リーゾナブルな価格。限定15食くらいでしょうか、人気のランチらしくすぐ完売となるようだ。   

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 古民家を改装した手作り感いっぱいのカフェ。白熱灯の裸電球がぬくもりを感じさせる。しかし、省エネの掛け声で、照明器具はLEDへと移行のため、電球はすでに日本では生産終了、蛍光灯も大手は生産終了を表明している。たしかにLED照明は省エネである。メーカーとしては、生産効率やコストを考えれば、生産終了も仕方ないかもしれない。しかし、一方で古き良き時代のぬくもりを感じさせるインテリアとしての演出に裸電球は欠かせないも事実。ヨーロッパなどで部屋の照明に蛍光灯は見たこともない。大量に使われるハロウィンやクリスマスのイルミネーションならともかく、部屋の照明など、LEDに変えてもそう省エネ効果があるとも思えない。近い将来、お店などの商業インテリア用は残るかもしれないが、白熱灯が全部なくなってしまったら、「灯り」という言葉とともに、それが作り出す「ぬくもり」も失われてしまうのではないかと心配である。

 今宵の曲、「灯り」に係わる曲。まずスタンダードで、「The Lamp Is Low」。「灯りは暗く」という意味でしょうか。1930年代に、「ミッチェル・パリッシュ/Mitchell Parish」作詞、「ピーター・デ・ローズ/Peter de Rose」と「バート・シェフター/Bert Shefter」作曲によって作られたものだという。どこかで聞いたメロディだなと思っていたが、元々は、フランスの作曲家、「モーリス・ラヴェル/Maurice Ravel」が1899年に作曲した「亡き王女のためのパヴァーヌ/Pavane pour une infante défunte」であるという。ラヴェル没後の1939年に、ポピュラーソング化され、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」などの歌唱でヒットしたという。たしか「チェット・ベイカー/Chet Baker」は、「パヴァーヌ/Pavane」というタイトルで演奏している。

【 The Lamp Is Low 】  
         by Bert Shefter, Maurice Ravel, Mitchell Parish, Peter de Rose

「♪ Dream beside me in the midnight glow,   真夜中の光の翳に身を置く私
       the lamp Is low            傍らの灯りはほの暗い
  Dream and watch the shadows came and go,  数々の夢や影が頭をよぎる
       the lamp Is low              そして灯りはほの暗い
  While you linger in my arms,         私の腕の中にいるあなた
       my lips will sigh "I love you so"    「愛してる」と私はささやく
  Dream the sweetest dream will ever know  この上もない甘き夢の今宵
  Tonight the moon is high,            月は煌々と輝き
       the lamp Is low            灯りはほの暗い   ♪」


 懐かしの「ドリス・デイ/Doris Day」の歌唱から。アルバムは、「Day By Night」(1957)。

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Day By Night
ドリス・デイ/Doris Day
Tristar



「Doris Day -- The Lamp Is Low」

          

 もう一曲は、「Turn Out The Lamplight」。「灯りを消して」。お色気いっぱいのオランダの熟女シンガー「ローラ・フィジー/Laura Fygi」。アルバムは、「レイトリー/Turn Out The Lamplight」(1995)から。歌詞は、もうメロメロの甘い歌。

【 Turn Out The Lamplight 】    by R.Temperton

「♪ Turn out the lamplight       灯りを消して
   Sit by my side, love me tonight  私の横にすわって、今夜は愛して
   Turn out the lamplight       灯りを消して
   Let's dream for a while       ひとときの夢を見ましょう
   Just you and I            あなたとわたし
     and we'll let the world go spinning by  二人だけの世界に浸るの

   Comin' home is always joy to me   家に来てくれたら、いつだって嬉しい
   Ain't a place that I would rather be  それ以上の場所なんてないわ
   I need to see the heaven in your eyes あなたの眼に浮かぶ天国を見たいの

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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レイトリー/Turn Out the Lamplight
ローラ・フィジィ/Laura Fygi
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント




「Turn Out the Lamplight - Laura Fygi」


          
     



     
by knakano0311 | 2018-10-20 10:54 | マーケッターとしてのシニアから | Comments(0)
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