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大屋地爵士のJAZZYな生活

ぬばたまの夜に聴くノクターン

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 今年の夏から秋にかけて楽しませてくれた、「ヒオウギ(檜扇)」の種、「ヌバタマ(射干玉、夜干玉)」を採取する。黒く艶のあるところから、「ぬばたまの黒髪 ・・」のように「黒髪」にかかり、さらに「ぬばたまの夜の更け行けば」のように、「夜」などにかかる枕詞である。

 「ぬばたま」を採取した夜に聴くのは、「Nightfall(夜の帳)」。私が最高のベーシストと思っている、故「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」の代表曲。この「Nightfall」、彼がいろいろなアーティストとコラボしたバージョンがいくつもあるが、今宵は、キューバ、ハバナ出身のジャズ・ピアニスト、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」らとコラボしたアルバム、「ノクターン/Nocturne」(2001)から。

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 うっとりするようなベース・ワークのうえに展開される美しいメロディ、瑞々しいロマンティシズム。ルバルカバの紡ぎだす音、メセニーがここぞとかき鳴らすアコースティック・ギター。心揺さぶるヴァイオリンの官能的な音色。そしてそこに、柔らかなテナー・サックスが絡むと、もうそこは夜の帳に覆われた別世界に ・・・。ひょっとしたら、枕を濡らしてしまうかもしれない秋の夜にふさわしい夜想曲集と紹介したことがある。

 パーソネルは、「Charlie Haden(b) 」、「Gonzalo Rubalcaba(pf)」、「イグナシオ・ベロア/Ignacio Berroa(ds)」、「ジョー・ロヴァーノ/Joe Lovano(sax)」、「デヴィッド・サンチェス/David Sanchez(sax)」、「パット・メセニー/ Pat Metheny(g)」、「フェデリコ・ブリトス・ルイス/Federico Britos Ruiz(violin) 」。

Nocturne

Charlie Haden / Umvd Labels



「Nightfall - Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba」

          

 そして、チャーリーの没後1年後の2015年、「ゴンサロ・ルバルカバ」は、トリビュート・アルバム、「チャーリー/Charlie」(2015)の中に、この曲を入れてリリースしている。しかし残念なことに、YOUTUBEにはアップされていないようだ。

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Charlie
Gonzalo Rubalcaba
CD Baby



by knakano0311 | 2018-10-29 14:17 | 音楽的生活 | Comments(0)
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