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大屋地爵士のJAZZYな生活

さあ! クヌギを伐採して窯木づくり、炭焼き準備が始動

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 まだちょっと先の話しであるが、年明けから始まる今年度の炭焼き。その炭の材料となる「クヌギ(櫟、椚)」の伐採が今年も始まった。我々のクラブが炭焼きを受託するようになってから、7回目の伐採、私は早いもので9回目である。

 現在二窯の炭を焼いているが、炭焼きには、長さ80cmに伐った窯木が、一窯あたり約500本必要とする。二窯焼くので約1,000本を超える窯木を11月、12月と2ヶ月かけて準備しなくてはならない。例年は、これを急斜面のクヌギ再生林で、全て人力で伐り出し、トラックで運べる周遊路まで、これも人力で降ろすのである。しかし、近年の鹿の食害により、「台場クヌギ」から新しい芽が育たないという危機的な状況が続いている。ここ3年は、苗の植樹をしているが、炭材として使えるまでに成長するには、まだ10年くらいの時を待たなければならないのである。 

 台場クヌギの林は、活きている里山の状態を見てもらうための教材、見本林としても、体験学習などで活用しているため、できるだけ残したい。そんな理由で、今年は再生林の台場クヌギは、できるだけ伐らず、再生林以外の場所の「クヌギ」の高木の伐採を主体的に伐採することにした。

 もちろん、公園の景観を損なわず、安全に伐り出せ、運べる場所にある高木を選定しての作業である。初日の今日は、平坦で開けた場所での作業。例年のあの急斜面での重労働が嘘みたいである。「こんな楽をしていいのだろうか」とは仲間たちの感想。「まだちょっと先の話し」などと言っていられないほど、あっという間に近づいてくる。

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 秋はご贔屓のアーティストの新譜の季節。まずは、私が世界最高のベーシストと今も思っている、2014年に逝去した「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」が、生前、2007年に「ブラッド・メルドー/Brad Mehldau」とコラボしたライヴ音源が発掘され、デュオ・ライヴ・アルバム、「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ/Long Ago and Far Away」としてリリースされた。

 2人の出会いは1993年に遡るという。「ジョシュア・レッドマン/Joshua Redman」のバンドで演奏していたメルドーをヘイデンが偶然見かけて、感銘を受けたのがきっかけだとか。その後、彼を加えたトリオでアルバムが何枚かリリースされているが、デュオでの演奏はこのアルバムに収録されたステージが初という。2007年11月にドイツのジャズ・フェスティヴァルの一環で、マンハイムの教会で開催されたステージを収録されたもの。

 とんがって突き刺さるような演奏は全くなく、全編フォークソングのように牧歌的といっていい印象。温泉にでも浸かりながら聴いていれば、そのまま眠りに落ちてしまいそうな心地よさ。そうかといって二人共、アメリカ出身のジャズメンである。ヨーロッパ的な雰囲気とはどこか違うアメリカの薫りがする演奏。

 そのアルバムの中から、「My Love And I 」を。

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ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ/LONG AGO and FAR AWAY
チャーリー・ヘイデン&ブラッド・メルドー/Charlie Haden & Brad Mehldau
ユニバーサル ミュージック



「Charlie Haden & Brad Mehldau - My Love And I」

          
   


   
by knakano0311 | 2018-11-16 00:30 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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