いつものウォーキング・コース。すっかり葉が落ちた「ハナミズキ(花水木)」の枝にあらわになった鳥の巣。廃棄されているようで、うら寂しく、冬らしい光景。しかし僅かに膨らんでいる新芽が春を予感させる。
枝の間をびっしりと埋めているのは、「モチノキ(黐の木)」の実。常緑の葉、夥しく実ったその真っ赤な実は、確かな生命力を感じさせる。
さて、年の瀬も近づいた今宵聴くピアノは、1974年生まれのスウェーデン出身で、現在はドイツ・ハンブルグを中心に活動しているというご贔屓の俊英ピアニスト、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」。彼のピアノ・ソロ・アルバム、「En Ny Dag」(2012)。「A New Day」という意味だそうだ。
彼はまた「ティングヴァル・トリオ/The Tingvall Trio」を率いるリーダーでもあるが、このトリオとつきあいは、2ndアルバム「NORR」(2008)からであった。仕事であるが、何度となく訪れた北欧、私が感じたその空気、景色、時間にぴったりと思えたのが、「マーティン・ティングバル」であった。
流れ星、犬、雷鳴、子供たち ・・・といったタイトルを付された美しい曲は、透明感、哀愁、儚さ、ロマンティシズムといった北欧らしさを強く感じるとともに、この大地で育った彼のメンタリティを色濃く感じる。
En Ny Dag
Martin Tingvall / Skip
上のアルバムから、うっとりするような美メロを5曲を ・・・。
「Martin Tingvall - En stjärna faller (A Falling Star) 」
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「Martin Tingval - Efter VI Skildes at (After We Had Parted) 」
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「Martin Tingvall - Kvällens sista dans (The Last Dance Of The Evening)」
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「Martin Tingvall - När barnen sover(when the children are sleeping)」
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「En ny dag(A New Day)- Martin Tingvall」
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