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大屋地爵士のJAZZYな生活

炬燵ランチで温まる

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 妻のリクエストで、「空からこんぺいとう」というちょっと変わった名前の古民家をリニューアルしたカフェでランチ。何回かいったが、真冬に行くのは初めて。迎えてくれたのは、「炬燵(コタツ)」。洒落ているわけでも、凝っているわけでもないが、味噌汁、ササミのカツ、煮物など、ごくごく普通の昼食を美味しく頂いた。雪こそ積もっていないが、周辺はまだ寒々しい冬景色。炬燵の暖かさにほっとする。

炬燵ランチで温まる_b0102572_1453495.jpg 今宵のピアノ、届いたばかりの「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandoro Galati」の最新作。2005年の「オールアローン/All Alone」以来のソロ・アルバムは、「Augustine」。

 「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」を敬愛し、内省的で微妙な感情に溢れ、独特の詩情と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持ち、イタリアの著名なベーシスト兼ビッグバンドのアレンジャー、「ブルーノ・トマソ/Bruno Tommaso」に師事、ジャズ・オーケストラの編曲・作曲を修得したという。

 このソロアルバムも、極めつけの美メロが構築する詩情あふれる空間。もちろんトリオも素晴らしいが、これほど内省的で微妙な感情を表現できるのは、やはりソロ演奏しかあるまい。この強面の男の指先からどうしてあんなに繊細で美しい音が紡ぎだされるのであろうか ・・・。

 夜はガラティで温まる ・・・。

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Augustine (ソロ録音盤)
アレッサンドロ・ガラティ/Alessandoro Galati
寺島レコード



 前作、「All Alone」も最新作も、YOUTUBEには、まだアップされていないので、見つけたソロ演奏の動画をアップしておきます。詳細は不明ですが、イタリア、トスカーナ州北西部の都市、プラートで行われた「Met Jazz Festival」のパフォーマンスとのこと。


「MY FAVORITE THINGS - Alessandro Galati」


          
by knakano0311 | 2019-02-13 23:24 | 音楽的生活 | Comments(0)
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