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大屋地爵士のJAZZYな生活

神戸に遊ぶ ~ 旧居留地からメリケンパークへ ~

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 前日とはうってかわって青空が広がる。ゆっくりと朝食をとって、旧居留地からメリケンパークへとウォーキング。150年前の神戸開港時に、外国人が住む場所だったこの旧居留地には、大正初期から昭和初期の近代建築が、いまも多く残り、レトロな町並みを作っている。旧居留地15番館の庭には、桜によく似た花をもつ「アーモンド」が咲いている。そんなレトロな街並みと調和するように、この地区には有名ブランドのブティックも集まっている。そんなブティックのショー・ウィンドウのディスプレイを見るのも楽しい。
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 この天気、この開放感。メリケンパークに来ると、いつも大きく深呼吸をしないではいられなくなる。このあとは、パスタ屋さんでランチを済ませ、ゆっくりとドライブ。1日半の非日常の世界への旅を終え、日常の待つ家へと帰る。

 今宵の曲、「I Cover the Waterfront」。この「ウォーター・フロント/Waterfront」、「池のほとり」ではなく、「海辺」のようで、「水辺にたたずみ」、あるいは「波止場にたたずみ」という邦題が付けられている。「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」の持ち歌でもあった、古い古い、1933年のポピュラー&ジャズ・スタンダード。この歌が書かれたきっかけは、1932年の同名のベストセラー小説、それをもとにした映画だったという。作詞は「エドワード・ヘイマン/Edward Heyman」、作曲は「ジョニー・グリーン/Johnny Green」。

【 I Cover the Waterfront 】  by Edward Heyman, Johnny Green

「♪  (verse)
  Away from the city that hurts and knocks  傷つき打ちのめされる都会を離れ
  I'm standing alone by the desolate docks  静寂と凍てつくような寒さに包まれた夜
  In the still and the chill of the night     私は人気のない波止場に佇んでいる
  I see the horizon the great unknown     果てしない水平線を見ていると
  My heart has an ache             心が痛む
  It's as heavy as stone            まるで石のように重い痛み
  Will the dawn coming on, make it light    夜明けは来るのだろうか、私の心にも

    (chorus)
  I cover the waterfront  海辺を歩きながら
  I'm watching the sea   じっと海を見ていた
  Will the one I love     あの人は私のもとへ
  Be coming back to me?  帰ってくるのだろうか

  I cover the waterfront   海辺を歩きながら
  In search of my love    あの人を探す
  An I'm covered       空を見上げれば
  By a starlit sky above   星がまたたく夜空が広がっている

  Here am I         わたしはここよ
  Patiently waiting      ずっと待っているのよ
  Hoping and longing     はかない希望を持ちながら
  Oh, how I yearn      どんなに私が恋焦がれているか
  Where are you?       あなたはどこにいるの
  Have you thought back time? 帰ってくる気はあるの
  Will you remember?      わたしをもう忘れてしまったの
  Will you return?        帰ってきて

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 古いスタンダードなので多くのカバーがあります、まずは、「アン・バートン/Ann Burton」。「バートン節」。1977年6月、「アン・バートン」3度目の来日の際に録音されたアルバム、「雨の日と月曜日は/Burton For Certain 」(2003)から。バックは、日本のジャズを支えた「稲葉國光(b)」と「大隅寿男(ds)」そしてピアノは、「ケン・マッカーシー/Ken McCarthy」。

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 「I Cover The Waterfront ー Ann Burton」

          

 二人目は、「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」の「Gypsy in My Soul」(2004)から。ジプシー・ジャズ風のアレンジが新鮮。

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「I Cover The Waterfront ー Connie Evingson」

          

 ささやき声、ウィスパー・ボイスの歌唱でも。「レナ・セイカリー/Lena Seikaly」。アルバム、「Looking Back」(2013)から。
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 Looking Back
 Lena Seikaly
 CD Baby






「I Cover the Waterfront ー Lena Seikaly」

          

   


  


by knakano0311 | 2019-03-21 15:28 | 音楽的生活 | Comments(0)
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