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大屋地爵士のJAZZYな生活

「令和」によせて

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 「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」
                     (万葉集 巻五 梅花の歌三十二首并せて序)
  初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす


 「平成に代わる新しい元号は「令和」に決まった。「厳しい寒さの後に見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、あすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込めた」と記者会見で語る総理の話を聞きながら、頭に浮かんだ曲は、「You Must Believe In Spring」。沢山ある春にちなんだ歌で、この歌が一番好きである。


「カトリーヌ・ドヌーヴ/Catherine Deneuve」が出演し、1967年に公開された「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督のフランスのミュージカル映画、「ロシュフォールの恋人たち/原題:Les Demoiselles de Rochefort、英題:The Young Girls of Rochefort」で使われた名曲。


 「誰もが辛い時はあるけれど、雪の下にはバラの花が隠されてい。季節は知っていて、必ず春になると咲く」という歌詞。英語詞は「アラン&マリリン・バーグマン/Alan & Marilyn Bergman」。 


【 You Must Believe In Spring (やがては春が・・・)】 
                  by Alan & Marilyn Bergman / Michel Legrand


「♪ When lonely feelings chill     孤独だと感じる想いが 
   The meadows of your mind,   あなたの心を凍らすとき
   Just think if Winter comes,    冬の後には春がやってくるということを
   Can Spring be far behind?    思い浮かべてみませんか?


   Beneath the deepest snows,   深い雪の下にも
   The secret of a rose       バラのつぼみが隠されていることを
   Is merely that it knows      知っていますよね
   You must believe in Spring!   だから、やがては春がくることを信じましょうよ!


   Just as a tree is sure       木々は、その葉が落ちても
   Its leaves will reappear;     再び芽吹いてくることをわかっています
   It knows its emptiness     すっかり葉が落ちてしまった時期も、
   Is just the time of year     過ぎ行く季節に過ぎないと知っているのです


   The frozen mountain dreams  氷に閉ざされた山は、
   Of April’s melting streams,    やがて来る4月の雪融けを夢見ています
   How crystal clear it seems,   今はかたい水晶のように見えても、やがて溶けると
   You must believe in Spring!   やがては春がくることを信じましょうよ!


   You must believe in love    あなたは愛を信じ、
   And trust it’s on its way,    その愛はこれから花開くのだと信じてください
   Just as the sleeping rose    眠っているバラの蕾みが
   Awaits the kiss of May     5月のキスを待ち続けているように・・・


   So in a world of snow,       雪に覆われた世界の中でも、
   Of things that come and go,    万物は変化しているのです
   Where what you think you know,  あなたが考えたり、知っている世界は、
   You can’t be certain of,       決して定まった世界なんかではありません
   You must believe in Spring and love 春を、愛が生まれることを信じましょうよ!
   You must believe in Spring and love  もうそこに春が、もうそこに愛が・・・ ♪」


 シカゴを拠点にする「ぺトラ・ヴァン・ナウス/Petra van Nuis」の歌唱で。デュオのお相手は、優しい音色で寄り添うアコースティック・ギタリスト、「アンディ・ブラウン/Andy Brown」。アルバムは、粋でぴったし息もあった絶妙のデュオを繰り広げる。「トライ・トゥ・リメンバー/Try To Remember/原題:Lessons Lyrical」(2018)。

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by knakano0311 | 2019-04-03 10:33 | 音楽的生活 | Comments(0)
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