そんな彼女のデビュー・アルバムが、「Here's to Love」(2013)。このブログでも取り上げたことがある、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」の歌う「Here's to Life」を聴いて虜になったという。ピアノ&アコーディオンのイタリア出身、「フランチェスコ・カリ/Francesco Calì」を中心に、クラリネット、ギター、ベースというドラムレスの編成。アコースティックで端正な歌唱が、初夏の白を思わせる。
【 Here’s To Life 】 by Phyllis Molinary, Artie Butler
「♪ No complaints and no regrets 不満も無いし、後悔もしていません I still believe in chasing dreams and placing bets 私はまだ夢を追いかけ、その夢に賭けているのです And I have learned that all you give is all you get あなたは全てを私に与えてくれていたんですね So give it all you’ve got そう、自分が得たもの全てを私に与えてくれたのです
I had my share, I drank my fill それに比べ、私は自分の欲だけを満たしていた And even though I’m satisfied, I’m hungry still 満足すべきなのに、いつも足りないと思っていた To see what’s down another road, beyond a hill 丘の向こうにつづいているもうひとつの道を見て And do it all again 全てをもう一度やり直そうと思ったのです
So here’s to life だから、いまのこの人生が本当の人生 And every joy it brings 喜びに満ち溢れた人生 Here’s to life そう、この人生が本当の人生 To dreamers and their dreams 夢見る人たちやその夢のための ♪」