「黒川伝統の粽作り」のイベントを終えた夜は、公園のすぐ隣にある地域のごみ処理施設、「国崎クリーンセンター」に併設されている「ゆめほたる」での、毎年恒例になった「ジャズとホタルの夕べ 2019」。下の谷を流れる田尻川一帯には、多くの「ゲンジボタル(源氏蛍)」が生息しているので、ジャズ・ライブを聴いて、すっかり暗くなった頃、谷川沿いに歩いて、蛍を楽しもうという企画で、始まってからもう10年くらいになるでしょうか。お年寄りから子供たちまで参加するので、ジャズといってもそう堅苦しいものではなく、ディズニーの曲などよく知っている曲も交えた肩のこらないライブで、毎年参加するようになっている。
今年は「上質な大人のゆるジャズ」をコンセプトとする「コトリカルテット」。最近、ファースト・アルバムをリリースし、20年来、関西でジャズ&ボサノヴァ歌手として活躍する「谷山和恵」を中心として、「第12回なにわジャズ大賞(2019)」を受賞した気鋭のトランペッター、「横尾晶二郎」にギターに「野江直樹」、ベースに「光岡尚樹」を加えたドラムレスの若手カルテット。
いつ通り夕方6時からの開演。低めであるが、張りのある伸びやかな声が会場いっぱい響き渡る。スタンダード、ボサノバ、ミュージカル・ナンバー、アニメ映画など子供達も知っている曲も交えた楽しさいっぱいの1時間半のステージだった。
1st Stage
1) From This Moment On
2) Someday My Prince Will Come/いつか王子様が (映画『白雪姫』から)
3) On THe Street Where You Live/君住む街角 (ミュージカル『マイ・フェア・レディ』から)
4) Água de Beber/おいしい水
5) Samba do Soho/ソーホーのサンバ
6) I Got Rhythm
2nd Stage
1) 'S Wonderful
2) You'd Be So Nice To Come Home To
3) Flor de Lis(ユリの花)
4) One Note Samba
5) When You Wish upon a Star/星に願いを (映画『ピノキオ』から)
6) Sing Sing Sing
Encore
Smile
ステージで歌った曲のいくつかが収録されている1stアルバム、「ギターと歌とフルートと。」(2018)のプロモーション・ビデオから。