今宵のピアノ、いま私が最も注目しているのが、イタリア出身のロマン派ピアニスト、「ミケーレ・ディ・トロ/Michele Di Toro」。ロシア出身のベーシスト、「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev」のデュオ・アルバム、「Duonomics」(2019)を聴いてからすっかり気に入り、続けて、ソロ・アルバム、「Comepromesso 2」(2016)、「Playing With Music」(2009)をずっと聴き続けている。日本では入手可能は配信のみのようですが、同じくソロ・アルバム「Come promesso」(2014)からの演奏をいくつか。雨上がりの虹。「Over The Rainbow」から始めましょうか。あじさい寺での一刻のように優雅でゆっくりとした時間が流れる。
同じイタリア出身の映画音楽の巨匠、「エンニオ・モリコーネ/Ennio Morricone」へのオマージュ。「La legenda del pianista sull'oceano(海の上のピアニスト) / Nuovo cinema paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス) / Giù la testa(夕陽のギャングたち) / Indagine su un cittadino(殺人捜査) / C'era una volta l'america(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ)」の甘美なメドレー。