今宵の曲。残念ことに、2014年7月11日に亡くなってしまったが、私が最高のベーシストと思っていた、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」の作品に、「Beyond The Missouri Sky」(1997)、「American Dreams」(2002)、「Land Of The Sun」(2004)などのように、自然への憧れやノスタルジーをコンセプトとし、そのジャケットに美しい景観を配したアルバムがある。その中でもお気に入りの一枚が、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」らキューバのミュージシャン達とコラボしたアルバム、「Land Of The Sun」。
ヘイデンとルバルカバは1990年代から何度も共演し、私も大のお気に入りで、2000年に録音され、グラミー賞の最優秀ラテン・ジャズ・アルバムを受賞したボレロ・アルバム、「ノクターン/Nocturne」(2001)も有名だが、この「Land Of The Sun」は、その翌年に続いて録音された。メキシコの作曲家「ホセ・セブレ・マロキン/Jose Sabre Marroquin」の楽曲が中心で、アルバム・タイトルには、「La Tierra Del Sol = 太陽の地」という意味のスペイン語、収録曲はそれぞれスペイン語とその英語訳が表記されている。