ドライブの間、流していたのは、北欧デンマークの美女ジャズ・シンガー、「クラーラ・ヴースト/Clara Vuust」のアルバム、「Here's to Love」(2013)。その中で、今まで聴いていて気がつかなかったが、聞き覚えのあるメロディに気がついた。「Samba Em Preludio(プレリュードのサンバ)」。たしか、「バーデン・パウエル/Baden Powell」作曲、「ヴィニシウス・ヂ・モライス/Vinicius de Moraes」作詞の甘美なメロディをもつ曲でボッサの名曲の一つ。
調べてみたらこんな詩がついていた。
【 Samba em prelúdio 】 by Baden Powell , Vinicius de Moraes
「♪ Eu sem você, não tenho porque あなたがいないと、なにもできない Porque sem você, não sei nem chorar あなたがいないから、泣くこともできない Sou chama sem luz, jardim sem luar 私は光のない炎のよう、月の光のない庭のよう Luar sem amor, amor sem sedar 愛をなくした月、ぶつけようのない愛
Eu sem você, sou só desamor あなたがいないと、やるせなくなる Um barco sem mar, um campo sem flor 海のない舟よう、花のない野原のよう Tristeza que vai, tristeza que vem 悲しみが去っても、また悲しみが来る Sem você meu amor, eu não sou ninguém. 恋人よ、あなたがいないと、生きて行けない
聞き覚えがあったのは、「セバスチャン・タパジョス/Sebastiao Tapajos」の演奏。かって、彼のLP盤を所有していたが、手元から逸し、長い間そのCD復刻版を探していた。10数年前になるが、やっとのことで、その復刻版CDが見つけ、その喜びをこのブログに載せたことがある。その、アルバムは、「Sebastiao Tapajos/Brasil - El Arte De La Guitarra」(trova 1971録音)。