さて、今夜の曲、「What A Difference A Day Made」。よく知られているスタンダードで、「たった1日でこんなに変わるなんて」という意味ですが、邦題は「縁は異なもの」。ことわざの、「縁は異なもの味なもの」からとったんでしょう、「男と女の縁は不思議で面白いもの」、そんな意味でしょうか。
元々はラテンの曲らしく、1934年にメキシコで誕生した曲で、原題は、「Cuando Vuelva a Tu Lado(When I Return to Your Side/あなたのそばに戻る時)」 という意味だという。「スタンレー・アダムス/Stanley Adams」が英語歌詞をつけ、1959年に「ダイナ・ワシントン/Dinah Washington」が、ヒットさせた。また、この「ダイナ・ワシントン」の歌唱は、最近では、「ザック・ブラフ/Zach Braff」監督、「ジーサンズ はじめての強盗/原題:Going in Style」はじめ、いろいろな映画のサウンドトラックで使われている。
【 What A Difference A Day Made(Makes) 】 by Maria Grever/Stanley Adams
「♪ What a difference a day made(Makes) たった1日でこんなにも変わるなんて Twenty-four little hours 24時間過ぎただけなのに Brought the sun and the flowers 明るい日差しと花を持ってきてくれたよう Where there used to be rain ずっと雨が降り続いていた場所に
My yesterday was blue, dear 昨日まで私はブルーだった Today I'm part of you, dear そんな私とはもうお別れよ My lonely nights are through, dear 孤独な夜はもう終わり Since you said you were mine だって「君は僕のもの」と言ってくれたから
What a difference a day made(Makes) たった1日でこんなにも変わるなんて There's a rainbow before me 私の前には虹が広がっている Skies above can't be stormy もう嵐なんか起こらない Since that moment of bliss, だってワクワクするようなあのキスで that thrilling kiss これ以上ないような喜びを感じたから
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「What A Difference A Day Made」。1970年オーストラリア生まれ、金髪をなびかせてベースを弾きながら歌う、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」から。アルバムは、「ムーン・リバー/Moon River」(2007)。