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大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(362) ~ こいつは春から ・・・ ~


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 冬の路傍。たわわに実った赤い実は「ナンテン(南天)」、「ヒイラギ(柊)」。そして、ブルーベリーのような実をつけるのは、「ユズリハ(譲り葉、または楪、交譲木)」でしょうか。「ナンテン」は、音が「難転」即ち「難を転ずる」に通ずることから、そして実の赤い色は、厄除けの力があると信じられ、縁起の良い木として、門松などにも添えられる。トゲトゲの葉が特徴の「ヒイラギ」は、昔から魔除けになると信じられ、日本では正月飾りや節分に鰯の頭と一緒に飾られる。「ユズリハ」も、普通の落葉樹と違い、新葉が揃うまでは古葉が落ちない性質を、円滑な家系の引継ぎに見立て、「縁起が良い」とされ、この葉を正月飾りに用いたり、記念樹として植栽する風習がある。 昔の人の平和や幸せを願う気持ちを実や葉に託した知恵を感じる。しかし、「ユズリハ」の実は、ブルーベリーにそっくりだが、有毒だというのでご注意を。
 
 さて、今宵の曲は、「Blackberry Winter」。「Blackberry Winter」とは、アメリカ南部の方言で、「ブラックベリー」が咲く頃に訪れる、つかの間の寒い天候のことで、日本でいうところの、「梅雨冷え、花冷え」に相当するようだ。

【 Blackberry Winter 】 written by Alec Wilder with lyricist Loonis McGlohon
    
「♪ Blackberry winter comes without a warning   花冷えは予告なしに訪れる
  Just when you think that spring’s around to stay やっと春になったと思う頃に
  So you wake up on a cold rainy morning   寒い雨の朝起きた時に
  And wonder what on earth became of May.  5月なのにどうしてと首をかしげる

  Blackberry winter only lasts a few days,  花冷えはほんの数日だけだが
  Just long enough to get you feeling sad   あなたが悲しむには十分な日にち
  When you think of all the love that you wasted  失くしたすべての愛を思った時
  On someone whom you never really had.   二度と会えない失った誰かを思った時は
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪」
    
   
 まずは、大ベテラン、「マリーナ・ショウ/Marlena Shaw」。1942年生まれ、御歳77歳ですが、ご健在のようで、精力的にレコーディングや公演を続けていて、2001年と2007年にはオランダにて開催された「ノース・シー・ジャズ・フェスティバル」に出演しているという。 アルバム、「デンジャラス/Dangerous」(1996)から。

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 Dangerous/デンジャラス
 Marlena Shaw/マリーナ・ショウ
 Concord Records



by knakano0311 | 2020-01-05 10:37 | 地域の中で・・・ | Comments(0)
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