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大屋地爵士のJAZZYな生活

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 初詣、初仕事、初ウォーキング、初咲き、初売り、初夢、書き初め、初氷 ・・・。初づくしの毎日ではあるが、70数年間、さほど変えることなく習慣に流されて生きてきたような気もする。区切りを大事にする日本人は「初」、「終」と冠をつけ、その事象、出来事を特別視する傾向があるように思える。四季の変化に富んだ国、農業、漁業などその変化に合わせて生きてきた国ならの習慣でもある。

 話は変わるが、私は毎年新年に、今まで聴いたことのないアーティストを「初聴き」することを意識してしている。今年は、「へティー・ケイト/Hetty Kate」。去年あたりから始めているが、CDでなく配信が、今年、「初買い」のアルバム。  

 どうしてもジャケットやライナー・ノーツが欲しい人、私もそうだったが、モノで持っていないどうも落ち着かないというシニアには、やや使い捨て感があり、なかなか抵抗感が捨てられないかもしれない。しかし、私の場合、今や膨大な音楽データはすべてパソコンの中に入っており、このブログもジャズを流しながら書いたり、ドライブ中は、コピーしたUSBから流している。従って山のようにあるCDも、それをかけることはほとんどない。コアなジャズ・ファンからは怒られそうな「ながらJAZZ派」、「BGMJAZZ派」である私は、そのスタイルが自分にあっているように思える。モノが増えない、断捨離にも通づるメリットも ・・・。

 しかし、昔、コピー・コントロールCD(CCCD)という、馬鹿げたというか、音楽ファンを無視したような仕様のCDがあった。コピー出来ないことは、もちろん、プレーヤーによっては不具合が出る事などが注意として書いてあった。もちろん、PCへの取り込みなどもってのほか。私のような音楽ファンを想定していなかったのか、締め出しを考えたのか。いずれにしても、CCCDでは、今の私の音楽生活スタイルは成り立たないのである。しかし、ファンからの支持が得られずに、すぐに消えてしまった。Windows10、このCCCDでも、Windows Media Playerに取り込め、聴けるようである。

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 前置きが長くなりましたが、「へティー・ケイト/Hetty Kate」、イギリス・ハンプシャー生まれ。「ペギーリー/Peggy Lee」の再来という触れ込みで、オーストラリアでデビューし、10年以上活躍、2009年からアルバムをリリースしてきたが 2017年よりフランスのパリをベースに活動。世界中でツアーを行っているという。古きよき時代 1950年代の雰囲気を残しつつ、ドラム・レスでしっとり歌い上げる歌唱は魅力的で、「ペギー・リー」、「ジュリー・ロンドン/Julie London」あたりを彷彿とさせる。"She is truly one of the best swing-style vocalists on the current scene(彼女は今のジャズ・シーンで最高のスウィング・スタイル・ボーカリスト" (Will Friedwald)という評もある。

 スタンダードに加え、フランス縁の曲も取り上げている彼女の新アルバムは、「Under Paris Skies 」(2019)。 「ジェームス・シャーロック/James Sherlock (g) 」 と「ベン・ハンロン/Ben Hanlon (b)」とのドラムレス・トリオも快調。
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 Under Paris Skies
 Hetty Kate
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「Under Paris Skies - Hetty Kate」
          

「On The Street Where You Live - Hetty Kate」
          

 2014年にリリースされた、カルテット仕立てのアルバム「Dim All the Lights 」や「Comes Love」(2016)も聴いてみたくなった。
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 Dim All The Lights
 Hetty Kate
 ABC Classics





「Cry Me A River · Hetty Kate」
          
   
   
   
    
    
     


by knakano0311 | 2020-01-08 10:07 | マーケッターとしてのシニアから | Comments(0)
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