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大屋地爵士のJAZZYな生活

コロナに倒れたジャズのレジェンドたち

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 ジャズ・アルトサックスの名手、「リー・コニッツ/Lee Konitz」が、新型コロナウイルスによる肺炎で、4月15日に92歳で亡くなったことは、このブログでも取り上げた。そのほかにも、高齢のレジェンドと呼んでいいジャズ・ミュージシャンの命を次々と奪っている。

 故「マイルス・デイビス/Miles Davis」になぞらえられたほどのジャズ・トランぺッター/作曲家、「ウォレス・ルーニー/Wallace Roney」が、3月31日、59歳で、新型コロナウイルスの合併症により亡くなった。
  
 サックスの「ブランフォード・マルサリス/Branford Marsalis」、トランペットの「ウィントン・マルサリス/Wynton Marsalis」ら、マルサリス兄弟の父としても知られるピアニストの「エリス・マルサリス/Ellis Marsalis」は、4月1日、同じく新型コロナウイルス感染に伴う合併症で85歳で亡くなった。「小曽根真」とのデュオ・アルバムもあり、このブログでも取り上げたこともある。(参照拙ブログ 「プレシャス・タイム 」
   
 元祖スタジオ・ジャズ・ギタリストの「バッキー・ピザレリ/Bucky Pizzarelli」も、新型コロナウイルスが死因で、4月1日に94歳で。ピザレリは、「ベニー・グッドマン/Benny Goodman」のバンドで活躍し、息子の「ジョン・ピザレリ/John Pizzarelli」も、ジャズ・ギタリストなどとして知られている。私の手元には、「The Best Of Bucky & John Pizzarelli」という3枚組のBOXが残されている。
     
 いつまで続くのだろうか ・・・・。音楽も芸術も根絶やしにしかねないコロナ。
   
 合掌。
   
 マイルスになぞらえられたことを「さもありなん ・・・」と首肯させる「ウォレス・ルーニー」の演奏は、あの「Blue In Green」。コンピ・アルバム「Jazz For A Rainy Afternoon」(2010)から。オリジナルアルバムは、「No Job Too Big Or Too Small」(1999)。
   
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 Jazz for a Rainy Afternoon
 V.A
 32. Jazz Records





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 No Job Too Big Or Too Small
 ウォレス・ルーニー/ Wallace Roney
 Savoy Jazz






「Blue In Green · Wallace Roney」
          
  
     
あのハリケーン・カトリーナで大被害を受けた、ニューオーリンズ。 小曽根は、その地に生まれ、ジャズ・ファミリーの家長、「エリス・マルサリス」と共に、東日本大震災とニューオーリンズ両方の復興支援を願ったピアノ・デュオ・アルバムをリリースした。「Pure Pleasure For The Piano」(2012)から。
 
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 ピュア・プレジャー・フォー・ザ・ピアノ/Pure Pleasure For The Piano
 エリス・マルサリス/Ellis Marsalis、小曽根真
 ユニバーサルクラシック






「Ellis Marsalis and Makoto Ozone - Struttin' with Some Barbecue」 
         
   
   
 ジャズ・ギター界の親子鷹、「バッキー・ピザレリ&ジョン・ピザレリ/Bucky, John Pizzarelli」のデュオ演奏によるボッサ・アルバム、「Passion Guitars」(2001)から、「ベサメ・ムーチョ/Besame Mucho」。
  
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 Passion Guitars
 Bucky And John Pizzarelli
 LRC Ltd. / Groove Merchant Records






「Besame Mucho - Bucky and John Pizzarelli」  
          
   


   


by knakano0311 | 2020-05-12 09:58 | 訃報を聞いて | Comments(0)
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