そこで、今宵ばかりはと、続けていた自粛シリーズ「Stay Home Songs」から、思い切り離れて、セクシー度満点の「カレン・ソウサ/Karen Souza」の最新アルバム「Language Of Love/邦題:愛の囁き」(2020)を聴いてみます。シニアの男性ジャズ・ファンにおススメ。もう理屈抜きです。
「カレン・ソウサ」。アルゼンチン、ブエノスアイレス出身、その天性のジャジー・ヴォイスと妖艶な魅力が話題となって一気に世界的に人気沸騰。日本デビューの「ホテル・ソウサ/HOTEL SOUZA」(2013)からはや9年、約2年ぶり、通算5作目となる新作アルバムである。相変わらず、上質でエレガントでありながら、お色気いっぱいに囁くカレンの愛の囁き。「レオン・ラッセル/Leon Russell」の「マスカレード/This Masquerade」や「レナード・コーエン/Leonard Cohen」の「哀しみのダンス/Dance Me to the End of Love」、ジャズのスタンダード・ナンバー、「枯葉」などを織り交ぜながら、オリジナル曲中心に構成されたアルバム。
「ホイットニー・ヒューストン/Whitney Houston」らのソングライターである「パム・オーランド/Pamela Phillips Oland」との共作となるオリジナル楽曲が中心であるが、まず、アルバム・タイトル曲でもある「Language Of Love/愛の囁き」から。
【 Language Of Love 】 by Karen Souza , Davy Nathan , Pamela Phillips Oland
「♪ I'm old fashioned and romantic 私ってちょっと古風でロマンチックなの Like the films in black and white 昔、恋人たちが皆うっとりとしていた All the lovers were enchanting 白黒映画みたいにね Can you and I be old fashioned tonight ? 今夜、あなたと私、昔風に過ごしてみる?
I wanna get lost in the music 私は音楽に我を忘れ And feel tipsy from the wine ワインにほろ酔い加減 Speak of love,I won't refuse it 愛を囁いてみて、きっと断れないわ I want a love like in another place and time 私ってどこでもいつでも愛が欲しいの
【 Someone Brought Me Wine 】 by Karen Souza, Pamela Phillips Oland and Davy Nathan
「♪ There was a party going on パーティはずっと続いていたの I was hanging out and feeling high 私はすっかり酔ってハイな気分 I let my inhibitions slide 自制心を失っていたの I saw a tantalizing guy その時会ったの そそられる男に And that’s when - someone brought me wine その時よ 誰かがワインを持ってきたの
I turned my inner vision on 私の中のビジョンをオンにしてみたの I watched the people acting strange 人々が奇妙にふるまっているのが見えたわ The dirty dancing made me smile へんてこなダンスが私を笑わせた I checked the guy out for his style その男が何を求めているか見定めていたの And that’s when - someone brought me wine その時よ 誰かがワインを持ってきたの