緊急事態宣言は解除されたが、街に元気と活気が戻るのは、まだまだ先のこと。わが団地のカフェ・バーも再開、頑張っている。
今宵のピアノも、最近私がぞっこんになっているアメリカの人気ピアニスト、「リン・アリエール/Lynne Arriale」のライブ・アルバムから。彼女の音楽は、とにかく切れがよく、パッショネートである。かの「寺島靖国」氏言うところの「ジャズはガッツと哀愁だ!!」、それそのもののような演奏。
「哀愁」の方は、同じアルバムに収録されている「Home」、「Arise」を既に紹介しましたので、今日は、それに加えて元気の出る「哀愁+ガッツ」の方です。どうもラテン・ナンバーの方がよりその傾向が強いようだ。問答無用、黙って聴けば元気が出る!!
ドイツ、ブルグハウゼンでのジャズ・フェスでのライブを収録した、「Lynne Arriale Trio Live (CD+DVD) 」(2006)からいくつかを。トリオを組むのは、「ジェイ・アンダーソン/Jay Anderson(b)」、「スティーヴ・ディヴィス/Steve Davis(ds) 」。

Lynne Arriale Trio Live
Lynne Arriale Trio
Motema Music 起源はアフリカのトラディショナルであるが、ニューオリンズの奴隷たちの間で歌われ曲だという「Iko, Iko」から。
「Iko, Iko - Lynne Arriale Trio」 彼女はブラジル音楽が好きらしく、それが反映されたのが彼女自身のオリジナル、「Braziliana」。このパーカッション、ドラムを聴いたら、体が浮き立ちますよ。
「Braziliana - Lynne Arriale Trio」 ご存知、「ビートルズ」のナンバー、「Come Together」。
「Come Together - Lynne Arriale Trio」 「哀愁」のウェイトが高いが、「フラメンコ・ダンサーをイメージし、その情熱的な動きを曲想とした」という、彼女自身のオリジナル、「Flamenco」。
「Flamenco - Lynne Arriale Trio」 さて、元気出ましたか?