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大屋地爵士のJAZZYな生活

Stay Home Songs、ひとまず中締めを

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 首都圏、北海道でも緊急事態宣言が解除となった。このまま続けたら、日本経済も、もちろん安倍内閣も持たないことは明らか、リスクはあっても経済を優先・・・という判断なんだろう。まあ、仕方ないか。ショッピング・センターに行ってみると、マスクは店に出回っている。ゲームセンターや食堂など、いろいろな施設も感染防止対策を講じて、徐々に再開しつつある。完全には元へは戻らない新しい生活様式、新たなる日常とやらを、試行錯誤しながら、模索してゆく日々が続くことになるのだろう。しかし失ったこの政権、政府への信頼はもう決して元には戻らない。
   
 ということで、この辺で「Stay Home Songs」は、ひとまず中締めということに ・・・・。
   
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 最初は、ブルージーで、味わい深い大人の女性ジャズ・ボーカル、御贔屓「ルネ・マリー/René Marie」の最新のアルバム、「Sound of Red」(2016)から「Go Home」。
    
 収録曲11曲の作曲、アレンジの全てが彼女のオリジナルである。落ち着いた歌唱の中にも、熱いソウルが激っている。このアルバムは、グラミー賞のベスト・ジャズ・ボーカル・アルバムにノミネートされた。
 
   
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 フランス風の名前であるが、1955年、ヴァージニア州生まれのアメリカ人シンガー。貧しい家庭に育ち、正規の音楽教育を受けることができない代わりに、ラジオやレコードでブルース、フォーク、グルーグラス、クラシックなどあらゆる音楽を聴いて育ったという。
   
 10代の頃は地域のR&Bバンドのボーカルを務め、結婚後二人の子供を育てながら、銀行で働いていたが、41歳の時、長男に背中を押され、再び歌うことを始めた。最初は、ホテルのバーで1週間に一晩だけチップを稼ぐところからスタートしたが、数ヶ月で充分稼げるまでの歌手に成長したという。
  
 ところが、最初は協力的だった彼女の夫も、歌手を辞めろと言い出し、家庭内暴力沙汰にまでエスカレートしたため、家を飛び出しプロ歌手の道を選択、あの有名なワシントンDCのジャズクラブ、「ブルース・アレイ/Blues Alley」のステージに立ったのが、1999年、44歳の時であった。
    
 遅咲きのシンガーでもあり、苦労人でもある。そんなキャリアが味わい深さににじみでているようなアルバムが、「Sound of Red」である。「Go Home」、20年以上前に彼女が作った曲だという。
    
     
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 Sound Of Red
 René Marie
 Motema Music






「Go Home - Rene Marie」
          
    
 続くピアノ・トリオはノルウェイ出身のジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」率いるトリオの演奏。日本人の琴線に触れるような美メロ演奏は、「At Home」。アルバム、「Being There」(2007)に収録されているが、ここでは、ルーマニア西部、トランシルヴァニア地方の都市、「ティミショアラ/Timisoara」で行われた「Timisoara Jazz Festival 2006」でのライブ動画。パーソネルは、「Tord Gustavsen - piano」、「ハラルド・ヨンセン/Harald Johnsen - double bass」、「ジャール・ヴェスペスタッド /Jarle Vespestad - drums」。
  
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 Being There
 Tord Gustavsen Trio
 ECM






「Tord Gustavsen Trio - At Home」
          
    
    
 長い「Stay Home」、自粛生活、お疲れ様でした。


    

by knakano0311 | 2020-05-26 10:00 | マーケッターとしてのシニアから | Comments(0)
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