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大屋地爵士のJAZZYな生活

栗花落、なんと読むのでしょうか?

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 私の住む北摂地域、大阪府能勢町、兵庫県猪名川町には、「栗」を栽培する農家が多く、かって「三白三黒」と呼ばれたこの地域の特産品のひとつが、いまも特産品として多くの人に食されている。その、「クリ(栗)」の花が満開である。ちょっと車を走らせると、今いたるところで栗の花が咲いている。山の公園に自生する「ヤマグリ(山栗)」も ・・・。
   
 「栗花落」。非常に珍しいが、日本人の名前だとNHKの番組で知った。「栗」の花は梅雨の時期までに散ることから、「つゆおち」あるいは「つゆり」などと読むのだそうだ。なんという優しい響きをもつ優雅な名前だろうか。訪れたことはないが、名前発祥の地、神戸市にはいまもこの名前の由来に因む史跡が残っているという。 (参照 「栗花落」さんの由来 )
   
 そういえば、たしか人気アニメ「鬼滅の刃」の登場人物にもそんな名前、「栗花落カナヲ(つゆり かなを)」というの鬼狩りの剣士が ・・・。
         
 満開の栗の花。やはり、梅雨入りが間近なのだ。
   
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 今宵も「アン・バートン/Ann Burton」の雨の歌。「Rainy Days And Mondays/雨の日と月曜日は」。ご存知「カーペンターズ/Carpenters」が1971年に発表し、ヒットした曲である。30年ほど前に亡くなったオランダの歌姫、「アン・バートン」の1977年来日時の録音アルバム、「雨の日と月曜日は/Burton For Certain」(1977)から。
   
 ともに来日したピアニスト、「ケン・マッカーシー/Ken McCarthy」に加え、日本からは、「稲葉国光 (b) 」と「大隅寿男 (ds)」が参加。ほどよい柔らかさで耳と胸に届く歌声はまさに癒しの歌声。
   
 このアルバムのデザイン、写真を手がけたのが、ジャズ写真家、「阿部克自」氏。デザインを手がけたレコードは7000枚を超すというが、惜しくも2008年9月に他界してしまった。
    
【 Rainy Days And Mondays (雨の日と月曜日は)】  by P.Williams/R.Nichols    
    
「♪ Talking to myself and feeling old  独り言を呟いて、ちょっと老けたかなと感じる
   Sometimes I'd like to quit       もう終わりにしたいと思うけど
   Nothing ever seems to fit        自分らしいことも見つからなくて
   Hangin' around,                ウロウロしたり、
        nothing to do but frown     しかめっ面しかすることがなくて
   Rainy days and Mondays          雨の日と月曜日は
        always get me down        いつも気が滅入るの
   
   What I've got they used to call the blues こんな感じを憂鬱(ブルース)というのね
   Nothing is really wrong           何かが間違っているわけじゃないんだけど
   Feeling like I don't belong         なんとなく違和感があるの
   Walking around                 孤独なピエロみたいに
         some kind of lonely clown   ただ歩き回って
   Rainy days and Mondays          雨の日と月曜日は
         always get me down       いつも気が滅入るの
       
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・         ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 雨の日と月曜日は/Burton For Certain
 アン・バートン/Ann Burton
 MUZAK,Inc.  






「Ann Burton - Rainy Days And Mondays」

          
    
 私が知っている限り、「アン・バートン」が歌う「Rainy Days And Mondays(雨の日と月曜日は)」には、あと3つのバージョンがある。いずれの歌唱も味わい深いものであるが、アルバムは、没後20年、25年に追悼盤として発売されたものである。 

  
 あの「ルイス・ヴァン・ダイク/Louis Van Dijk」とのデュオ・アルバム、「Laughing At Life - Louis Van Dijk Sessions」(2010)から。
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 Laughing At Life - Louis Van Dijk Sessions
 Ann Burton / アン・バートン
 MUZAK,Inc.






「Ann Burton with Louis Van Dijk - Rainy Days And Mondays」
          

1977年、来日時に東京に残された「TOKYO Recordings」、「He's Funny That Way」(2009)から。)。ピアノは、「ケン・マッカーシー」、「稲葉国光 (b) 」と「大隅寿男 (ds)」がサポート。
  
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 He's Funny That Way
 Ann Burton / アン・バートン
 ミューザック







    
「Rainy Days And Mondays - Ann Burton」
          
  
   
 1977年、高知のジャズ喫茶「アルテック」で収録した、没25年追悼企画のライヴ盤、「A Lovely Way To Spend An Evening」(1977)。「ケン・マッカーシー」のピアノをバックにくつろいだ雰囲気で歌う。
    
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 アン・バートンの夜 ~宵のひととき/A Lovely Way To Spend An Evening
 アン・バートン/Ann Burton
 MUZAK,Inc.






「Rainy Days And Mondays - Ann Burton」
            

   


        


by knakano0311 | 2020-05-30 09:21 | 地域の中で・・・ | Comments(0)
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