梅雨が明け、カンカン照りの中を、頂上まで登る。いたるところに「コナラ(小楢)」でしょうか、小さな子供のドングリが落ちている。これからドングリはぐっと成長するのだが、実がなり過ぎて、親木が弱らないように、早期落下をし、自己調整をしているのだろうか。親孝行なドングリの子供たち。あと1か月もすれば、子供たちの好きなドングリの季節を迎える。
木立の中は日陰になっているとはいえ、この暑さである。汗だくになって、間伐作業。熱中症の心配もあるので、40分ほどで軽めの作業を終える。
今日のご褒美は、仲間が菜園で育てた採れ採れのスイカ。まるごとかぶりつく。作業のあと、格別に美味い。
今日の曲、今日のスイカの美味さを讃える、「ウォーターメロン・マン/Watermelon Man(西瓜売り男)」。さあ、たっぷり西瓜を召し上がっていただきましょうか。まずは、「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」の演奏で、「ブルーノート」でのデビュー盤、「Takin' Off」(1962/2007リマスター)から。
Takin Off (Reis) Herbie Hancock Blue Note Records 「Watermelon Man (Remastered 2007) - Herbie Hancock」 VIDEO 作曲者のハンコック自身も語っているが、実は、「Watermelon Man」を最初にヒットさせたのは、ハンコックでなく、「モンゴ・サンタマリア/Mongo Santamaria」だったという。ラテンとアフリカン・リズムを取り入れた曲として、ハンコックの「Takin' Off」の翌年「モンゴ・サンタマリア楽団」の演奏で大ヒットし、ラテン・ロックのヒットナンバーとなった。私も、こちらの演奏の方が馴染みは深い。その、「モンゴ・サンタマリア楽団」のバージョンを、ベスト・アルバム、「Mongo Santamaria's Greatest Hits」(1970)から。
グレイテスト・ヒッツ/Mongo Santamaria's Greatest Hits モンゴ・サンタマリア/Mongo Santamaria ソニー・ミュージックレコーズ 「Mongo Santamaria - Watermelon Man」 VIDEO 数は少ないですが、ボーカル・バージョンもあります。「ジョン・ヘンドリックス/」が歌詞をつけたという。「♪ スイカ売りの旦那 そのスイカをおいらに譲ってくれないか ・・・♪」 ノルウェーの異色ジャズシンガー、「カーリン・クローグ(クロッグ)/Karin Krog」。1937年生まれというから、もう大変なお歳。最新アルバムが、2016年、79歳でのリリースというからたまげてしまう。ベスト・アルバム、「Sweet Talker ~ The Best of Karin Krog」(2006)から。余談ですが、彼女のアルバムを聴くようになったのは、ジャケットに、「エドワード・ホッパー/Edward Hopper」の絵を使ったアルバムがあったからです。[Automat(1927)⇒Together Again(2005)、Hotel Room(1931)⇒New York Moments(2002)]
Sweet Talker:The Best of Karin Krog カーリン・クロッグ/Karin Krog Grappa 「Watermelon Man - Karin Krog」 VIDEO この曲、やはりラテンのノリが似合うようです。「ザヴィア・クガート /Xavier Cugat」楽団と、西海岸を拠点にラテンジャズのフィールドで活躍している大御所コンガ奏者、「ポンチョ・サンチェス/Poncho Sanchez」率いるバンドの演奏は、「Latin Soul」(1999)から。
Best of by Xavier Cugat/マイ・ショール ~ベスト・オブ・ラテン Xavier Cugat/ザヴィア・クガート ユニバーサル インターナショナル 「Xavier Cugat - Watermelon Man」 VIDEO
Latin Soul Poncho Sanchez/ポンチョ・サンチェス Concord Records 「Watermelon Man (Live) - Poncho Sanchez」 VIDEO