1968年後半から「ハービー・ハンコック」に替わり、「マイルス・デイヴィス/Milws Davis」のグループに加入。「イン・ア・サイレント・ウェイ/In a Silent Way」(1969年)、「ビッチェズ・ブリュー/Bitches Brew」 (1969年)などのアルバムに参加する。この頃からマイルスの指示でエレクトリック・ピアノ(フェンダー・ローズ)を弾くようになったという。当初この楽器を嫌っていたチックだが、1970年代にはチックのサウンドに欠かせない楽器となっていく。
1971年に、ベーシストの「スタンリー・クラーク/Stanley Clarke」らとクロス・オーバー/ジャズのバンド、「リターン・トゥ・フォーエヴァー/Return To Forever」を立ち上げ、ECMレコードからアルバム「リターン・トゥ・フォーエヴァー/Return To Forever」を1972年に発表。「カツオドリ」のジャケットで有名なこのアルバムは1970年代ジャズ・フュージョン最大級のヒット作となり、革新的な音楽性と卓越した演奏技術に裏打ちされたこのバンドは数々の作品を生み出した。中でも「ライト・アズ・ア・フェザー/Light as a Feather」に収録されている「スペイン/Spain」は現在でも他の演奏家にプレイされ続けている彼自身の代表曲である。「グラミー賞/Grammy Awards」受賞歴は計23回に上るという。2008年には上原ひろみとのピアノ・デュオで日本武道館公演を行うなど、その活動のエネルギーと多彩さは衰えることがなかった。(Wikipediaより)