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大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(397) ~ 春、真っ先に咲くから ・・・ ~

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 隣町の図書館に隣接する公園をウォーキング。「マンサク(満作、万作)」の花が咲いている。私が住んでいる地域より、すこし北にあり標高も高いため、2,3度気温が低いと感じるが、しかし陽光は春の日差しそのもの。「マンサク」は、2-3月、冬の名残のある野山などで、木々の芽吹きも始まらない季節に、葉に先駆けて黄色の花を咲かせ、いち早く春の訪れを告げる花木。早春に咲くことから「まず咲く」「真っ先」が変化したという説、多数の花が豊作に通じることから「万年豊作」に由来するなどの説があるという。いずれにしても、早春にいち早く花を咲かせて、良い香りとともに春の訪れを知らせてくれる花。梅もちらほら咲きだした。


 今宵の曲、春の定番、「You Must Believe In Spring」。フランスのサックス奏者、「バルネ・ウィラン/Barney Wilen」の優しい音色が好きで、彼の演奏(アルバム、「Paris Moods」1990)を聴きながら、このブログを書いているが、残念なことにYOUTUBEにはアップされていない。
   
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 パリス・ムード/Paris Moods
 バルネ・ウィラン/Barney Wilen
 M&I








 「誰もが辛い時はあるけれど、雪の下にはバラの花が隠されていることを季節は知っていて、必ず春になると咲く」という歌詞のボーカル・バージョンを ・・・。英語詞は「アラン&マリリン・バーグマン/Alan & Marilyn Bergman」。「カトリーヌ・ドヌーヴ/Catherine Deneuve」が出演し、1967年に公開された「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督のフランスのミュージカル映画、「ロシュフォールの恋人たち/原題:Les Demoiselles de Rochefort、英題:The Young Girls of Rochefort」で使われた「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の名曲である。


【 You Must Believe In Spring (やがては春が・・・)】 
            by Alan & Marilyn Bergman / Michel Legrand


「♪ When lonely feelings chill  孤独だと感じる想いが 
   The meadows of your mind, あなたの心を凍らすとき
   Just think if Winter comes,  冬の後には春がやってくるということを
   Can Spring be far behind?  思い浮かべてみませんか?
   
   Beneath the deepest snows, 深い雪の下にも
   The secret of a rose    バラのつぼみが隠されていることを
   Is merely that it knows    知っていますよね
   You must believe in Spring! だから、やがては春がくることを信じましょうよ!


   Just as a tree is sure    木々は、その葉が落ちても
   Its leaves will reappear;  再び芽吹いてくることをわかっています
   It knows its emptiness   すっかり葉が落ちてしまった時期も、
   Is just the time of year  過ぎ行く季節に過ぎないと知っているのです


   The frozen mountain dreams 氷に閉ざされた山は、
   Of April’s melting streams, やがて来る4月の雪融けを夢見ています
   How crystal clear it seems, 今は固い水晶のように見えても、やがて溶けると
   You must believe in Spring!  やがては春がくることを信じましょう


   You must believe in love  あなたは愛を信じ、
   And trust it’s on its way,  その愛はこれから花開くのだと信じてください
   Just as the sleeping rose  眠っているバラの蕾みが
   Awaits the kiss of May  5月のキスを待ち続けているように・・・


   So in a world of snow,    雪に覆われた世界の中でも、
   Of things that come and go,  万物は変化しているのです
   Where what you think you know, あなたが考えたり、知っている世界は、
   You can’t be certain of,   決して定まった世界なんかではありません
   You must believe in Spring and love 春を、愛が生まれることを信じましょう
   You must believe in Spring and love もうそこに春が、もうそこに愛が・・ ♪」
   
   
 歌姫は、イタリア出身、「ロバータ・ガンガリーニ/Roberta Gambarini」。アルバムは、「So in Love」(2009)から。

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 ソー・イン・ラヴ/So in Love
 ロバータ・ガンバリーニ/Roberta Gambarini
 SPACE SHOWER MUSIC








「Roberta Gambarini - You Must Believe In Spring」
  
      
  

 「Serge Merlaud」のギターをバックにしっとりとした情感で歌い上げるのは、「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」。アルバム、「Paris Sessions」(2014)から。

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 Paris Sessions
 Tierney Sutton/ティアニー・サットン
 Varese Sarabande







「You Must Believe in Spring - Serge Merlaud & Tierney Sutton」
  



   

   
by knakano0311 | 2021-02-22 00:30 | 地域の中で・・・ | Comments(2)
Commented by zawinul at 2021-02-24 21:43 x
コンバンワ。
私の大好きな映画が続きます。「ロシフォールの恋人」!。
ホントに素敵なミュージカル。でも恥ずかしいことに、この曲がこの映画で使われていたことは、全く気付いていなかったです。そして、歌詞の意味も初めて知りました。
いつも感謝です。
Commented by knakano0311 at 2021-02-25 14:05
> zawinulさん
コメントありがとうございます。ミュージカルで使われた曲がスタンダードになることが多いですね。それにしても、最近ミュージカル映画って少なくなりましたね。「ラ・ラ・ランド」くらいですか ・・・。
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