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大屋地爵士のJAZZYな生活

待ちかねたように

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 ぽかぽかとまでは行かないが、少し暖かくなってきた公園、待ちかねたように多くの人が楽しんでいる。もう一年以上も続いているコロナとの戦い。国民の我慢といつ接種できるやらあてにならないワクチンが、頼みのすべての政権。そんな後手後手の政権に、国民は、春の日差しとそれを楽しむ国民のささやかな喜びを犠牲にするとはとても思えない。

 今宵のピアノは、ルーマニア出身のピアニスト、「オイゲン・キケロ/Eugen Cicero」のピアノ・トリオ。「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」と並んで、クラシックをジャズ化して演奏することで、成功を収めた第一人者である。

 幼い頃よりクラシックのピアニストであった母親からピアノを習い、10歳の時にはリサイタルを開くようになるほどの天才振りを発揮したという。しかし、兄の影響でジャズに興味を持ち始めるようになり、18歳の時には兄と一緒にジャズ・グループで活躍するようになる。そしてルーマニアからオーストリアに移って活躍を続けているうちに、ヨーロッパのジャズ・レコードで有名なMPSレコードの社長に認められ、1965年に初めてレコード録音をする。これがクラシックの曲をジャズ化したデビュー・アルバムの「ロココ・ジャズ/Rokoko Jazz」である。 その後、多くのアルバムを残しているが、クラシックから春の歌2曲を。

 「メンデルスゾーン/Mendelssohn」の「春の歌」、「無言歌/Song Without Words for piano No. 30 in A major ("Frühlingslied"), Op. 6」。アルバムは、「春の歌/Spring Song」(1983)から。パーソネルは、「Eugen Cicero(p)」、「ジョン・クレイトン/John Clayton(b)」、「ビリー・ヒギンズ/Billy Higgins(ds)」。

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 春の歌/Spring Song
 オイゲン・キケロ/Eugen Cicero
 SOLID/TIMELESS







「Eugen Cicero Trio - Spring Song In A, Op.62, No.6 /Mendelssohn」
 
     


 「モーツアルト/Mozart」の「春への憧れ/Sehnsucht Nach Dem Frühling」。アルバム、「ロココ・ジャズ 2/Rococo Jazz 2」(1987)から。


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 Rococo Jazz 2
 オイゲン・キケロ/Eugen Cicero
 Timeless Records







「Sehnsucht Nach Dem Frühling - Eugen Cicero」
  


  

by knakano0311 | 2021-03-09 00:30 | 音楽的生活 | Comments(0)
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